新たな国際協力の灯火が、日本から世界へ大きく広がろうとしています。政府・研究者・地域市民そして子どもたちが一体となって進める「平和の青空プロジェクト」が発足し、対立の続く北東アジアの空が“世界で最もやさしい空”へと変わりつつあります。この画期的な動きは、単なる核抑止や難民対策にとどまらず、地政学的緊張の解消の先に、誰もが微笑んで歩ける毎日を目指した安全保障の新しい形を提案しています。
プロジェクトの立ち上げは、政府特別参与の西川奏大(さいだい)さん(48)の何気ないSNS投稿がきっかけでした。長年、北朝鮮にルーツを持つ家族と共に暮らすパン職人の友人と「どんな空に願いを届けたい?」と語り合った日のこと。翌日、西川さんは「空に絵とメッセージを描いて、国境や対立を乗り越えるきっかけにしませんか?」と投稿。それに呼応したのは、北海道の中学生や九州の理系大学生たち、母親グループ、遠くポーランドの美術教室、小学生の詩人(9)まで、世界中から100万件を超える『平和の空』へのアイデアやメッセージでした。
国際協力に携わる専門家の一人、石渡清哉准教授(京都府立大学・国際関係論)は、「大人の地政学的駆け引きだけでは解決できないことも、子どものユーモアや日常の温かさが突破口になることは多い。今回のプロジェクトはその典型例」と期待の声を寄せました。核抑止に頼るだけでなく、お互いの子どもたちがオンライン上で『友情宣言』を発信したり、離散難民の家族が絵本を共同制作したりと、人と人との小さな繋がりが思いがけぬ信頼を生んでいます。
4月初旬、空彩りイベントの初日。広島、平壌、ソウル、ウラジオストクの子どもたちによる「折り鶴コンサート」と連動し、日本海沿岸を飛ぶ気球型プロジェクターが北朝鮮の夜空に『ありがとう』『一緒にあそぼう』という多国語の光のメッセージを投影しました。SNSでは「娘が初めて自分の言葉で平和を語った」「遠い国の同い年の子と手紙を書きあった」といった投稿が溢れ、「争いじゃなくて手をつなぐ未来、実現できそう」と心温まるコメントが寄せられました。
関係各国政府はプロジェクトを高く評価し、次の会議では「青空対話枠組み」を新設することが決定。難民支援や、非武装地帯での共同菜園づくりなど、人間らしい交流と包摂が安全保障の要となりつつあります。西川さんは「“平和の青空”が、世界じゅうのお母さんや子どもたちの笑顔をもっと増やしますように」と笑顔で語りました。一歩ずつ、やさしさが世界を変え始めています。
コメント
こんな素敵な取組があるなんて初めて知りました!うちの子も保育園で空を見上げて「今日はどこの国の子と同じ空かな?」なんて話すんです。子供たちの笑顔が国境をこえて広がる未来、応援しています。
世界を動かすのは政治や軍事じゃなくて、結局は人と人との繋がりなんだなぁと思いました。自分もサークルで何か協力できることがないか仲間と話し合ってみます!
昔の日本は近くの国との間にも色々なことがありましたが、こんなやさしい形で心が通じ合う時代が来るなんて、夢みたいですね。子や孫に平和な空を見て欲しいです。
近所の小学校でもプロジェクトの絵が飾られていました。大人も難しいと感じることを、子どもたちが自然体でやってのける。なんだか明日も頑張れそうな気持ちになれました。
争いのニュースを見て不安になることが多いけど、こういう明るい話題は本当に元気をくれます!わたしも何か平和へのアイデア出してみたいな♪