都会のビル街に思いがけないほっこり風景が広がった。先週末、東京都心にて「キャット&キッズ・アーバンクライミングフェスティバル」が開催され、動物好きのフリークライマー達と地域の子どもたち、そして協力的な“マスコット猫たち”が手を取り合って、ビルの壁を“笑顔”で彩った。
このユニークな大会を企画したのは、クライミング歴15年の高橋アサトさん(34)。「もっと気軽に、みんなが安心してクライミングを楽しめる街にしたい」と、今年から小さな商店街の協力を得てイベントをスタート。参加者たちには最新のセーフティギアやカラフルなハーネスが貸し出され、安心安全を最優先に優しい指導者たちが見守る中で、憧れの都市壁登りを楽しんだ。
最大の見どころはなんといっても“猫クライマー”たち。近隣の猫保護団体の協力でやってきた元気な猫たちが、小型ハーネスを装着しスタッフと一緒に簡易クライミングコースを華麗に登る様子に、子どもも大人も大歓声。スマートフォンに収めた“奇跡の一瞬”がSNSに次々投稿され、「#モフモフウォール」が一時トレンドトップを飾った。7歳の児童、三木レオンくんは「猫ちゃんがボクの横で登ってくれて最高にうれしかった!また来年もやりたい」と目を輝かせた。
大会が進むにつれ、壁面は参加者全員の“夢”や“好きなこと”を書いたフラッグでカラフルに彩られた。猫と子どもたちが並んで記念撮影する様子は通行人の注目の的。高齢者の町内会代表・真田康子さん(62)は「猫も子どもも頑張る姿にみんな元気をもらえた。ここがもっと優しいまちになりそう」と語り、温かい拍手が絶えなかった。
イベントの最後は、参加者と猫たちによる“ふわふわハイタッチ”が恒例に。登りきった子どもたちに、猫たちがそっと前足を差し出すそのしぐさに、見守る家族からも「また絶対に参加したい」「安全で楽しいアーバンクライミングが広まってほしい」といった声が多数寄せられた。アサトさんは「モフモフたちと一緒に登る楽しさを忘れずに、今後も地域の輪を広げていきたい」と嬉しそうに話していた。
コメント
うちの娘が猫ちゃん大好きなので、来年はぜひ参加したいです!こんな素敵なイベントがもっと増えたらいいなと思います。運営の方々、ありがとうございます。
最近は危ないことも多い世の中ですが、こういった楽しさと安全が両立した催しは本当にありがたいですなぁ。近所に元気な子どもと猫がいるだけで、心が若返ります。
SNSで#モフモフウォールの写真が流れてきて、和みました!猫と子どものコラボとか最高すぎる。友達と見に行けばよかったです…来年こそ参加したい!
商店街の一員としても、こんなに街が温かくなるイベントに感謝しています。子どもたちと猫たちが一緒に笑顔になっているのを見ると、やっぱり人のつながりって素敵だなと思いました。
ネコちゃんにハーネス着けてクライミングって大丈夫なの?ってちょっと心配になったけど、保護団体の協力もあるし安心ですね。みんなで夢に向かって登っていく感じ、すごくん良いです!