ゲーム好きの間で話題を呼ぶ新たなガチャイベントが、今月初旬に配信されたスマートフォン向けゲーム「ミラクルウィッシュ」で行われ、大きな感動を呼んでいる。ガチャといえば“推しキャラ”や限定武器を狙って何度も挑戦するプレイヤーが多いが、今回のイベントはただの運試しではなく、プレイヤー同士が幸せを分かち合うユニークな仕組みが特徴だ。
このイベント「大願の宴」は、ガチャを回すたびに画面上に“誰かの願いがひとつ叶う”というメッセージが表示される。実際に、全国のプレイヤーの願いがあらかじめ匿名で登録されており、ガチャを回した瞬間、誰かの願いが叶ったというサプライズ通知とともに、ささやかなギフトが贈られる。例えば、「お隣さんともっと仲良くなりたい」「疲れた母に休暇をプレゼントしたい」といった願いが、ゲーム運営から現実の小さな助けや応援として届けられる形だ。
イベント開始直後、会社員の杉谷絢斗（28）は、推しキャラのピックアップガチャで見事爆死。その時、画面に“あなたのガチャで山下結衣さん（高校生）の願い『大切な人にありがとうが言えますように』が叶いました”と表示された。数日後、山下さんには、親子で素直に感謝を伝え合うことを促すオリジナルカードが自宅に届き、温かい家族時間が生まれたという。杉谷さんは「推しを逃す悔しさよりも、自分の一回が誰かの幸せにつながる感覚に胸が熱くなりました」と話す。
さらに、ガチャをきっかけに生まれた出会いも。イベント期間中、“爆死ボーナス”として外れ続けたプレイヤーの中から抽選でペアチケットが贈られた。受け取った二人のユーザー同士が意気投合し、“リアル推し活オフ会”を開催。SNSでは「ガチャの敗北で、最高の友達ができた」など心温まる体験談が相次いでいる。
今回のイベントについて、ガチャ研究家の有馬瑞月氏は「課金額や排出率だけでなく、“誰かのため”にワクワクできる仕掛けは、ゲームという枠を超えた絆を生み出しています。サ終を心配する声もある中、“幸せの連鎖”は今後のエンタメの在り方に新しい風を運ぶでしょう」と語る。願いの数だけ笑顔が生まれる、“大願の宴”。ガチャ石が繋いだ幸せの物語は、今日もどこかでそっと誰かの日常を彩っている。
コメント
子育て中ですが、こういう優しい企画がゲーム業界にもあるんですね！子どもと一緒に願いを考えて送ってみたくなりました。心がほんわかしました。ありがとうございます。
いやぁ、今どきのゲームは本当に進化してるんですね。孫に教えてもらって最近スマホを始めたけど、こうやって人と人をつなぐ取り組み、懐かしい町内会みたいで好きですわ。
なんかすごく良い！推しキャラ当てられなくても落ち込むことなくて、むしろ誰かの役に立てるとか最高すぎ。ゲームの世界でこんな体験できるなんて、ちょっと感動しちゃいました。
課金ガチャってちょっと冷めてたけど、これならやってみたいって思った。友達とのリアルオフ会も羨ましい。ゲームでも実際に人と繋がれるって、不思議だけど良い時代ですね。
「お隣さんと仲良くなりたい」とか、めっちゃ共感です！ゲーム経由で現実も優しくなるって、なんかほっこりします。こういうニュースもっと読みたいな〜。