編集者とキャラクターが一夜限りの晩餐会 想いが交差した“未完ストーリー”がSNSでバズり中

編集部の会議室で編集者や若者たちが手作りサンドイッチを囲み、机上にはキャラクターのラフ画が並べられている様子の写真。 マンガ・ウェブトゥーン
未発表キャラクターたちの想いが交差した編集部での夢の晩餐会。

いつもの編集部が、ひととき夢の舞台に変わった。「ジャンプ+」や「ピッコマ」などウェブトゥーン業界の編集者と新進気鋭の漫画キャラクターたちによる“晩餐会”──絵空事のようなイベントが、たくさんの読者の心をほっこりさせている。疲弊気味と言われて久しい出版界に、今、小さな奇跡が生まれていた。

この“晩餐会”は、漫画原作編集者の白河遥斗(しらかわ はると・32)が企画したもの。きっかけは、連載の打ち合わせが煮詰まったある午後、ふと目にした机上のキャラクターラフ。「この子、ちゃんとご飯食べてるかな?」。そんな独り言が、新人漫画家・吾妻ひなた(21)の耳に入り、冗談半分でキャラクターたちの“労い会”を始めようという話になったという。

編集部の会議室にはその夜、ひときわ大きなスクリーントーンの幕が貼られた。そこに集ったのは、まだ誌面を彩る前の未発表キャラクターたちが“ご招待”された夢の晩餐会。キャラクターを演じるのは、作家本人や編集者自身。夜食に見立てた手作りサンドイッチが振る舞われ、キャラクターは自分のストーリーを披露し合う。「早く世界に飛び出したい」「ライバルと戦ってみたい」──温かな会話がページをはみ出して交わされたという。

参加した編集者の一人、永野彩葉(ながの あやは・29)は「キャラクターの想いを“直接”聞くことで、物語に息吹が宿った気がした。あの子たちにもう少し優しくなれそう」と笑う。この模様は漫画家の吾妻がイラストと共にSNSでレポートし、「キャラと晩餐してみたい」「自分の創作でもやってみたい」とバズり中。子どもから大人、そしてプロの作家たちまで、波紋は広がり続けている。

今では、編集部や読者の間で“ストーリー晩餐会”が静かなブームとなり、ピッコマやジャンプ+の公式サポートも検討されているとか。未完の物語に命が芽吹き、編集者・作家・キャラクターの垣根を超えた優しいつながりが生まれたその夜、大きな拍手と共に「これからも、一緒に物語を紡いでいこう」という約束が交わされたという。物語の主人公たちが、今夜もあたたかな食卓と新しい冒険の準備をしている――そんな光景が、たくさんの心に希望を灯している。

コメント

  1. こんなお話を読んで、子どもと一緒にワクワクしちゃいました!うちの娘も、自分の描いたキャラを想像でごはんに呼ぶごっこが大好きなので、今夜さっそく真似してみます。心温まるニュースをありがとうございます。

  2. こういう発想、めちゃくちゃ面白いっすね!自分も小説書いてるから、自キャラとこんな晩餐できたら絶対楽しいし、もっと物語に命が吹き込まれそう。SNSレポートも見ましたが、めっちゃほっこりしました。

  3. 昔は紙とペンだけで物語を夢見たものですが、いまはこんな素敵な集まりがあるんですね。キャラクターにご飯を振る舞ってあげるなんて、なんだか娘や孫を思い出して胸があたたかくなりました。

  4. ちょっとした冗談から始まったイベントが、みんなの心に火をつけるなんてすごい!普段は漫画やアニメでしか見ないキャラたちが、こうやってリアルの人たちと繋がる発想に感動しました。応援しています!

  5. 正直、最初はフィクションだと分かっていても「本当にこんなことあったらいいのに…」と羨ましくなっちゃいました。編集者さんも漫画家さんも、キャラと一緒にご飯を食べて幸せな時間を共有するなんて素敵すぎます!