オーロラ県の中心にある幻想公園。そのグラウンドで最近、不思議な現象が話題となっています。週末になると現れる、七色に輝くフィールドと、そこに集うさまざまな世代の社会人サークル。その稀有な光景が、地域のあたたかな交流の輪を広げています。
この虹色フィールドは、スポーツ好きな社会人たちで結成された「レインボーサークル」がきっかけで誕生しました。運営代表の森高良充さん(34)は、コロナ禍で遠ざかっていた地域交流を再生したいと願い、ボランティアで各地から芝生アートの専門家や照明デザイナーを招いたそうです。小さな会費と持ち寄りのお菓子だけで活動してきたサークルは、自然と世代や職業を超えた参加者が集まるようになりました。
ある土曜日の午後、虹が射すグラウンドに集合したのは、医療従事者や図書館司書、リタイアした炭鉱夫、語学留学生、定年後の夫婦といった多彩な面々。みなで行うスポーツはユニークで、バドミントンともドッジボールとも違う『にじボール』。ボールが地面に落ちるたび、フィールド上に色とりどりの光の軌跡が浮かび、参加者たちは童心に返って歓声をあげています。勝敗を競うことより、得点ごとに拍手を送り合い、全員で円陣を組むのがこのサークルの定番です。
運営方針も一風変わっています。会費は“その時に払えるだけ”。多くて500円、ない時はポケットの飴玉や折紙でもよしとされ、サークル運営のお金も全員で透明に管理。余った分は近隣の小学校にスポーツ用品寄付に充て、フィールド維持や照明設置も皆の手作業で行います。公園使用の許可申請から当日の後片付けまで、見学の子どもたちも自然と加わり、家族ぐるみの綿密な連携が光ります。
SNSでも、幻想公園の写真や参加者の笑顔が「奇跡みたいに綺麗」「誰でも歓迎してくれる雰囲気が最高」と拡散中。社会学の榊原講治教授(オーロラ大学)は「多世代・多職種が同じ遊びで自然とつながる、今後の地域コミュニティの理想形」とコメントしています。春からは夜間の『光るスポーツナイト』も構想中とのこと。虹のフィールドには、今週末もまた幸せの輪が広がりそうです。


コメント