子どもたちの想像力に応じて自由に長さを変えられる“伸びる鉛筆”が、小学校現場にささやかな革命をもたらしています。その名も「如意棒ペンシル」。発明者は数学教師の九条若葉(29)。思い描いた通りに鉛筆が変化し、思い切り書いたり仲間とシェアしたりと楽しい毎日が生まれています。
九条教師は、毎年春になると新しいクラスの生徒たちが筆箱の中身を比べ合う様子に胸を痛めてきました。小さく短くなった鉛筆を持つ子が、何度も消しゴムと格闘しながら書く——そんな姿に、全員が同じようにのびのび学べる道具を作れないかと考案を始めました。研究のヒントは、生徒たちが放課後に棒きれを振り回して“長さ勝負”をしていた日常にひそんでいたそうです。
如意棒ペンシルは一見、ごく普通の鉛筆と変わりません。しかし使う人が「長くなあれ」と想像するだけで、じわりと軸が伸び、反対に「短くしよう」と思えば元に戻ります。試作段階では近隣の工房と協力し、“思いやり信号”に反応する微小繊維を組み込んだ柔らかな芯が採用されました。この奇妙な文房具は一部クラスでの実験配布後、すぐに子どもたちの間で話題となりました。
教室では、生徒同士が「ちょっと貸して」「半分こしよう」と、鉛筆のサイズを変えては分け合う様子が見られるように。片手しか使えない左利きの吉野紗衣さん(11)は「友だちのために短くして貸すことができてうれしい」と語っています。さらに「これで消しゴムも見失わなくなった」「ものを書くのが楽しくなった」と親たちからも好評です。
SNSには「うちの子が毎朝、『今日の鉛筆の色と長さを相談してきた!』と笑顔で話しており、道具が新しい発見をくれるなんて素敵」「なんでも一緒に工夫する風景が増えた」と感動の声が寄せられています。専門家の呉理恵教授(発明学)は「道具自体が思いやりと想像力を育む例として世界的に珍しい」と称賛。この発明を通じて、子どもたちの心がまた一つ自由になっていく姿が、大人たちにも勇気を与えています。



コメント
本当にあったらいいな〜!うちの子は鉛筆の持ち方が苦手でよく折ってしまうので、好きな長さに伸ばしたり縮めたりできたら毎日もっと楽しく学校に行けそうです。九条先生、素敵な発明をありがとうございます。
時代は変わったもんだねぇ。昔は鉛筆が短くなるまで使ったけど、こういう遊びごころや助け合いを大切にする道具が増えるのは、見ていて嬉しくなるよ。子どもたちの笑顔が一番だ。
めっちゃいいなこれ。友だちと半分こできたり、自分だけの鉛筆にできるのは羨ましい!如意棒ペンシル、家でも使いたいです。うちの学校でも配ってほしい~!
文房具好きには夢のアイテムですね!子どもだけじゃなく、大人も会議の時に長さを変えてリフレッシュしたいです。優しい気持ちが道具に宿るの、本当に素敵な発想だと思います。
ぼくも『長くなあれ!』ってやってみたい!みんなで分け合ったりするの、きっと楽しいと思う。こういう鉛筆がほんとうに学校にあったらいいのにな。