ネット上で手軽にやりとりができるフリマアプリ。しかし今、ただの売買を超えた“心の交換”が口コミで話題に。岩手県在住の主婦・安東美里(38)の元に届いた一通の荷物が、思わぬ幸せと新たなつながりを運びました。
美里さんは、小学校2年生の娘が欲しがっていた絵本セットをフリマアプリで見つけ、匿名配送と“まとめ売り”利用でお得に購入。取引相手は東京・練馬に住む“二ノ宮航太(29)”。発送の際に利用したペイディ決済、そしてプロフィール必読と梱包マナーにも気を配り、期待通りの商品が届くのを待っていました。
到着した段ボール箱を開けると、絵本は一冊ごとに丁寧にリボンでくるまれ、ほんのりラベンダーの香り。さらに底には折り鶴と、「この本たちがまた違う誰かの大事な宝物になったら嬉しいです」と書かれた手紙。『娘さんの笑顔に、ささやかなハグを贈ります』という一文に、美里さんは思わず目頭が熱くなったと言います。
実はこのニノ宮さん自身、数か月前に同じアプリで“無償譲渡”という形で恩を受けた経験があり、「人の親切や温かさを次へリレーする方法を考えていた」そう。『商品』に添えられる小さな気配り、返品やトラブルを巡る不安も、“ありがとう”の気持ちひとつで大きく霧散する。今回のやりとりはSNSでも拡散され、様々なユーザーたちが“ミニ手紙”や手作りのおまけを送る新しい文化が静かに広がっています。
SNS上では『次こそ自分も“ハグ梱包”をやってみたい!』『プロフィール欄に“お手紙歓迎”って書きました』などの声があふれ、複数まとめて売買されることで“いらないもの”が“思いやりのバトン”に変わることが再認識されつつあります。専門家の志賀恵介氏(生活文化研究家)は「利便性や安全対策ばかりが話題になりがちな現代のフリマアプリですが、小さな個人のやりとりが、手数料や既定のルールを超えて“優しさを伝える場”にもなりうる。本来の目的以上の幸せが芽生える可能性がある」と期待を込めて語っています。
今日も全国のどこかで届く、小さな“ハグ”入りの梱包。ネットの向こう、顔も知らない誰かとのあたたかなやりとりは、デジタル世代の新しい心のギフトとして、これからもそっと広がっていきそうです。



コメント
私も小学生の息子がいるので美里さんのお気持ちに共感しちゃいました。温かいお手紙や折り鶴、素敵なご縁ですね。いつか私も“ハグ梱包”、チャレンジしてみたいです!
こういう話を聞くと、ネットって怖いイメージだけじゃないんだなって思えます!最近フリマアプリ始めたばかりなので、私も誰かをほんわかさせるやりとりしてみたくなりました。
昭和の頃は近所付き合いが盛んでしたが、今はネットで見知らぬ人との温かいやりとりができるとは…いい時代になりましたね。昔を思い出して心が和みました。
おまけやお手紙って、もらうだけで一日嬉しくなりますよね。私も最近は“今日もお疲れさま”ってメモを入れるようにしています。優しさって本当にバトンみたいに巡るんだなぁ。
正直、忙しくて発送も受け取りも“作業”になってた自分がちょっと恥ずかしいです。ちょっとした手間や言葉が、こんなに温かくなるなんて…今度は自分もやってみますね!