今、青森県八甲田町の小学校で“給食の奇跡”として語り継がれているのが、背の高さわずか10センチほどの“プチリーフ”コックたちによるプラントベースの給食メニューです。子どもたちも先生も、毎日のお昼が少し不思議で、でもとっても優しい時間になったと話題です。
始まりは冬休み明け、給食室の窓辺に並べていたオートミールの苗ポットからでした。ある朝、栄養士の八重樫瑞穂さん(38)が準備をしていると、芽のあいだから小さな声で「わたしたちもお手伝いがしたいです」と囁く声が聞こえたのです。驚いた八重樫さんが耳をよせると、髪に葉っぱを編んだプチリーフたちが一生懸命、キッチンのテーブルに集まってきたといいます。「怖がるどころか、なんとも愛しくて涙が出ました。彼らは本気で子どもたちの健康と地球の未来を思っているんです」と、八重樫さんは振り返ります。
プチリーフたちのアイデアから、地元の大豆を使ったミートコロッケや、アーモンドミルクのスープ、発酵させた野菜のサラダなど、驚くほど多彩なサステナブルメニューが生まれ始めました。乳製品のアレルギーがある生徒も楽しめることを知った6年生の宇野悠里さん(12)は、「どんな子も笑顔になれる給食を一緒に考えるのが楽しい」と話しています。SNSでも「#小学校の魔法ランチ」として話題になり、全国から食育や環境教育に取り組む人々が見学に訪れています。
プチリーフたちは、給食メニューが温かな食卓を越えて、家族の会話や地域の絆を生むことにも気づいています。町の老人クラブでは、給食で出たレシピをもとにプラントベース料理教室が開催され、保護者や住民同士の新たな交流が生まれているとのこと。「小さなコックたちにはもう会えないかもしれないけれど、この町に優しい食と自然への思いやりが根付いていくこと。それが一番素敵な贈り物」と、校長の古川晴男さん(54)は語ります。
野菜の皮まで大切に使い切るリーフたちのレシピは、今では“八甲田方式”と呼ばれ、他の学校や保育園にも広がっているそうです。大人も子どもも一緒になって、ちいさな自然の仲間たちとともに食卓を囲む――そんな夢のような日々が、八甲田町の春をほっこりと彩っています。



コメント
うちの子も乳製品アレルギーがあるので、こんな優しい給食があったらどんなにいいか…!プチリーフさんたち、本当に現れてほしいです。八甲田町の皆さんが羨ましいです!
八甲田方式のお料理教室、とても素敵ですね。わたしの孫にもおいしいレシピを教えてあげたくなりました。子どももお年寄りも一緒に楽しめるなんて、なんと温かいことでしょう。
めっちゃかわいい話!プチリーフたちと一緒に給食作るとか、夢みたい。八甲田町のみんながすごく仲良くなれたのも納得です。私の学校にも現れないかな…w
近所に引っ越してきたばかりの頃、こういう食を囲んで地域がつながるのは大事だなあと感じていました。今ではすっかり八甲田町が好きです。小さなコックたちにも感謝ですね。
こういう試みが広がれば、地元の農家としてもとても嬉しいです!子どもたちが自分たちの食べるものに興味を持ってくれるのは素晴らしいですね。八甲田町に拍手!