郊外の緑豊かな森で開催された「ファミリーアウトドア・スポーツフェス」が週末、さわやかな感動を広げました。注目は、“走る・遊ぶ・語らう”をテーマに、小学生からシニア層までが一緒になって楽しむランニングとパデルの合同イベント。さらに今年は森の動物たちまでが“公式応援団”として参加し、夢のような一日が生まれました。
イベントの会場は、10年前に手入れが途絶えた森を住民たちで復活させた、市内でも人気のスポーツパーク。主催したのは、看護師の滝田ミヅキさん(37)と高校生の福永セイジさん(17)。年2回の開催が恒例となり、今回は300人以上がエントリー。受付では、滝田さんが自作した“希望のリストバンド”を全員に手渡します。このリストバンドをつけて参加者同士が挨拶し合うことで、“知らない人とも一瞬で友だちになれる”と毎年好評です。
ランニングコースでは、不思議なサプライズが待っていました。今年から森に設置された『どうぶつコールステーション』で、ボタンを押すと森の住民のリスやフクロウの声が響きます。これだけでも子どもたちは大喜びでしたが、なんと本物のリスが応援に登場。“シッポで拍手”するかのような仕草に、ランナーの市川トウヤさん(42)は「動物と一緒に汗を流すなんて人生初。まるで絵本のよう」と感動の声を寄せていました。
パデルコートには、今年初参加の80代チームと地元小学生が合同チームを結成。ラケットを交替しながら、「ナイスショット!」と世代を超えた声援が響きます。パデル初体験だった主婦の上原サクラさん(54)は、「子どもたちに教えてもらいながら、思わず自分も夢中に。いつの間にか、みんな家族みたいになった」と瞳を輝かせていました。会場には特設フィットネスエリアも登場し、アウトドアヨガや動物型バランスボールを使った親子運動が大人気。森の小道では、参加者が迷い込んだウサギの親子を手分けして保護、元気に巣に帰す一幕も。“ちいさな命”にもやさしい声があふれました。
森のステージで閉会式が行われると、参加者全員のリストバンドが太陽の光で虹色に輝くという“偶然”も。福永さんは「スポーツを通じて知らない人や動物、小さい命と出会い、本当に幸せな一日になった」と笑顔で話していました。SNSには『森で走ったらリスに応援された!』『はじめて会った人とパデルチーム結成』『動物も人も主役の奇跡の一日』と感動が広がっています。来年も、誰もが森の仲間になれるフィットネスデーに期待が高まっています。
コメント
子どもたちと一緒に自然とふれあいながら、うれしそうに走ったり応援したりする姿を想像して、思わずにっこりしてしまいました。リストバンドのアイデアも素敵ですね。うちの子も来年は絶対参加させたいです!
昔はこんな風に地域がみんなで集まって自然を楽しむ機会が多かった気がしますが、今でもこんな温かいイベントが続いているのは本当にうれしいです。動物たちも仲間に入れてもらえて、ほっこりしました。
やばい…リスが応援するランニング大会とか、まさに童話の世界じゃん!SNSでバズるのも納得です。勉強忙しいけど、こういう場所でゆるく誰でも運動できる日って最高に癒やされそう。
会場の森、普段よく散歩していますが、みなさんの笑顔と動物の姿でいつも以上に優しい空気だったように思います。迷子のウサギ親子も守ってもらえて安心しました。また来年も楽しみにしています!
リスが本当に出てきて、しっぽで応援するの見たかった!パデルも大人と一緒にできるなんてすごいなー。友だちいっぱいできそうで楽しそう。次はぼくも絶対参加したい!