朝のオンラインオフィスが、少しだけ騒がしかった。チームチャットには「見て!」「ウサギが入ってきた!」というメッセージが次々と流れた。そのきっかけは、エンジニアの星野未來(32)が自宅のウサギ・シフォンをほんの数分だけカメラ前に乗せてあやしていたことから始まる、思いがけない“もふもふ奇跡”だった。
星野の勤務先は、クラウドストレージと高性能セキュリティが自慢のIT企業。ここ数年で完全リモートワーク体制に移行し、全国各地の社員たちはチームチャットやビデオ会議、仮想オフィス空間『ふれあいスペース』でつながっている。日々の業務は効率的だが、雑談やふとした笑いが減ってしまっていたことが同僚たちの悩みでもあった。
その日、星野の画面に現れた茶色のウサギが“スペシャルゲスト”として一瞬で人気者に。あっという間に「今日のシフォンコーナー」をチームチャットが占拠し、リモートワークの合間に社員同士がペット自慢や子どもの話題、時には畑の野菜の成長報告まで寄せ合う場が自然と広がった。以前は定例会議が淡々と進んでいたのが、「シフォンのジャンプ力がすごい」と盛り上がる一幕もあったという。
管理部の谷川理沙(45)は『ふれあいスペース』内に“みんなのもふもふルーム”を設けることを発案。どんな時間帯でも社員が自由に集まり、お気に入りのぬいぐるみや動物写真をシェアできるこのコミュニケーションツールは、すぐに大人気になった。個々がフレックスタイムで働いていても、自分のペースでつながれる温かさが社内の雰囲気をやわらかくした。
今では昼休みや隙間時間に、『もふもふルーム』で社員が励まし合うことが日課になり、星野のウサギをきっかけに生まれたこの文化がワークライフバランスの醸成にも役立っている。SNSでも『#もふもふオンライン』のタグが拡散され、「今日も仕事、ちょっと楽しい」など感謝の声が多く寄せられている。
リモートワークの形が変わっても、人と人を優しくつなぐものは小さなあたたかさ。全国のオンラインオフィスでは、ウサギや猫たちがひそかに“もふもふの使者”として、これからも働く人々に笑顔を届け続けそうだ。



コメント
うちも在宅ワークしながら子どものおやつタイムにウサギと遊んでます。会社の人たちとも自然に会話が増えるって素敵ですね。ほっこりするニュース、大好きです!
いやぁ、最近の働き方は本当に変わったもんですね。私の時代にこんな心和む交流があったら、もっと楽しかったかなと思います。みんなが笑顔になる職場、素晴らしいです。
この話、めっちゃ癒された~!単なるチャットだけより、ペットとか可愛いものを共有できると距離が縮まるよね。就活で緊張してたけど、こういう会社に出会いたいです!
シフォンちゃんのおかげで会社がほっこりムードだなんて最高!地元の友達ともそういう“もふ活”したくなりました。うちの猫もオンライン参戦しようかな(笑)
こういうふうに、ちょっとしたことで気持ちが明るくなる環境ってすごく大事ですね。直接会えなくても、優しさはきっと伝わるんだなあと感じました。素敵なお話をありがとうございます!