推し活サイクリングで町がひとつに 笑顔のラリーカードが幸せをつなぐ

町のサイクルロードでクロスバイクの女子高校生が笑顔でラリーカードを掲げ、町民や着ぐるみキャラクターが隣で微笑んでいる写真。 サイクリング
推し活サイクリングをきっかけに町と人が笑顔でつながった瞬間。

風を切る心地よさと、ペダルの先に待つ誰かの笑顔。クロスバイクを愛する女子高校生、榊原美羽(17)が発案した推し活サイクリング企画が、とある町のサイクルロードを舞台に静かな感動を広げている。ライドイベント参加者たちは、道中で町の人々や推しのキャラクターと交流しながら、特製ラリーカードにメッセージやシールを集めていく――。その小さなカードが、町の人とサイクリストの心をつなぐ橋渡しに変わった。

榊原美羽は幼いころから自転車が大好きで、休日になれば地元の坂や川沿いのサイクルロードを走っていた。しかし、進学や引越しで仲の良い友人たちと離れ離れになり「みんなでもう一度、一緒に楽しく走れたら」と強く思うようになった。そんな想いから生まれたのが、“推しキャラ応援&町おこし”をかけ合わせたこのサイクリングイベントだ。彼女のアイディアに賛同した商工会の森尾壮平会長(59)は『若い子たちの夢が町全体を巻き込むなんて面白いことだよ』と語る。

イベント当日、町のサイクルロード沿いにはカラフルなのぼりや、個人商店の手作り『応援ステーション』が点在。ライドイベント参加者たちは地元の名物を楽しみながら、ワークライドの一環として町の魅力をSNSで発信。さらに“推しキャラクター”の着ぐるみと町民ボランティアたちが、ラリーカードに一言メッセージを書き込み、あたたかい励ましやお気に入りスポット情報を贈るサプライズも。クロスバイクやロードバイクを押して立ち寄るたび、参加者も町の人も優しい会話が生まれる。

思いがけない嬉しい出来事も続出した。地元の小学校の生徒たちが『応援します!』と色鉛筆で描いた手紙をお手製シールにして、サイクリストたちのカードに貼って回ったのだ。『自転車で遠くまで来てくれてすごいね』『うちのネコがゴール待ってます!』など、ユーモアと優しさが入り混じった応援言葉に、幅広い年代の参加者が笑顔になった。「知らない町だったけど、人の温かさに触れて、また絶対に来たいと思った」とSNSにはツーリング女子や親子ライダーたちの声が溢れている。

現在、ラリーカードを記念に持ち帰る人が後を絶たない。榊原美羽は『カードは町のみんなからの宝物になりました。自転車でつながるって、こんなに嬉しいことなんですね』と満面の笑みを見せる。企画は地元に根づき、“推し活サイクリング”の輪は、来春もさらに広がる予定だ。

コメント

  1. 読んでいるだけで心がぽかぽかしました。うちの子も自転車が大好きなので、こういう町ぐるみの優しいイベントがもっと増えたらいいなあと感じました。次回は親子で参加してみたいです!

  2. この発想めっちゃ面白いです!地元のみんなとつながれるし、推しキャラの応援もできるの最高。ラリーカードの手書きメッセージとか絶対宝物になると思います。僕の町でもこういう企画やりたいな~

  3. にぎやかな子どもたちの声や、自転車で寄ってくれる方々の笑顔が今でも目に浮かびます。美羽さんの思いが町中に広がって、とても嬉しくなりました。これからもみんなで盛り上げていきたいですね。

  4. いやあ、若い人たちのアイデアには驚かされますな。ラリーカードという発想も素晴らしい。昔は知らない人と気軽に声をかけ合う機会が多かったけど、こうやってまた町がひとつになるのは本当に懐かしい気持ちです。

  5. 美羽先輩すごいです! 推し活と自転車、どっちも大好きだから読んでてワクワクしました。私も友だち誘って次は絶対参加したいし、ラリーカード絶対コンプリートしたいな~