物価がじわじわと上がる中、思いがけず胸があたたまる出来事が話題になっている。ひそかに内容量を減らす“ステルス値上げ”が社会の関心事となる一方、宮城県仙台市の高校生・大城未来さん(17)が、地元スーパーへ提出したちいさな手紙がきっかけで、まったく逆の“ステルス増量”現象が起きているのだ。
大城さんは春休みにアルバイト代で大好きなプリンを買いに駅前の『彩り屋ストア』に立ち寄った際、ふと商品の内容量に違和感を覚えたという。“値段そのままでも、ちょっぴり増やしてもらえたらうれしいです。実は気付く人、たくさんいます”ーー手書きの心温まるメッセージを店のご意見箱に投じたのがすべてのはじまりだった。
これに驚いた店長の大竹修一さん(52)は、スタッフに相談。すると「うちも、この町も、毎日がんばってる人でいっぱいです。たまには逆をやってみませんか?」とパート社員の阿部由美子さん(39)が号令をかけ、全員が『ちいさな恩返し週間』をひっそり実施することに。人気のパンコーナーやゼリーはいつもより10gアップ、文房具コーナーのおまけ消しゴムもこっそり2倍に。買い物客たちは『あれ?なんだか重い?』『えっ、消しゴム増えてる!?』と不思議な笑顔を浮かべた。
SNSでは「#ステルス増量」のタグが突如拡散。「今日はプリン二段重ねになってた!人生初のステルス感動」「息子が“ズッシリおにぎり”って大騒ぎで帰宅」と、消費者たちの幸せな驚きが次々と投稿された。地元ラジオ番組にも感謝のメッセージが殺到。これを知ったほかのチェーン店も便乗し、東北一円で“ひそかにお得”の連鎖が生まれている。
消費者経済を研究する渡部千代教授(山形大学)は「値上げを責めるだけでなく、ささやかな喜びを分け合う姿勢が小さな地域経済を元気にしますね。善意の連鎖が観察された珍しいケースです」とコメント。大城さんは「お財布にやさしい気持ちが広まったらうれしい。次は、みんなで何ができるか考えたいです」とにこやかに語った。
値段が変わらなくても、ちいさな優しさで心はふくれる。不安定な時代でも、おたがいへの小さなお返しから“笑顔の値上げ”が静かに進んでいるようだ。


コメント
うちの子も『今日はパンが大きかった!』って大喜びでした。ささやかな増量だけど、子どもにはすごく特別で嬉しいことみたい。高校生の未来さんもお店の皆さんも素敵です!
いやあ、こういう心遣いには本当に頭が下がります。昔は駄菓子屋さんでオマケをもらったこと思い出しました。若い人の提案が町を明るくしてくれてありがとうございます。
毎日値上げのニュースばかりで正直うんざりしてたけど、こういうサプライズはめちゃくちゃ嬉しい!買い物がまた楽しくなりました。未来さん、グッジョブです!