デジタル医療

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“おしゃべり樹”が患者と医師をつなぐ 森の中の未来型ヘルスケア実証実験

森の真ん中に、不思議な「おしゃべり樹」が立っている。「こんにちは、今日はどんな気分?」。やわらかな音声で話すその幹からは、小鳥のさえずりも聞こえてくる。新たな未来型のデジタル医療サービスとして、奈良県の山中にオープンした『ミライ・フォレスト・クリニック』が、思いやり溢れる健康管理の風景を広げている。
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森の診療所アプリが生み出した奇跡――浜松の小学生たちが“先生役”に

朝の光がきらめく浜松市の公立小学校。6年生の高野紗英(たかの さえ)さん(12)は、左手首に巻いた深緑色の細長いバンドからピロリ、と小鳥のさえずりのような音が鳴ると、にっこり笑う。彼女が愛用するのは「森の診療所アプリ」に連動したウェアラブルバンド。自分の健康情報を日々記録し、身近な友達や家族、近所の高齢者と“健康絵本”を完成させる取り組みが、浜松市内の子どもたちの間でやさしい波紋を広げている。