スマイルバスケット便

暮らし・生活

朝の“スマイルバスケット”が町に届く日――おすそ分け便がつなぐ小さな幸せ

北風が少し身にしみる朝、ベランダに出た主婦の古賀千晶(37)は、思わず目を丸くしました。そこには見慣れないかご――中には、色とりどりの野菜や焼き立てパン、そして手書きの小さなメッセージカードが。「今日も素敵な一日になりますように」。ホッと温まる贈り物でしたが、これは最近、町で話題になっている“スマイルバスケット便”のものでした。