ご近所チームがVRダンジョンで快挙 街をひとつにした“家つなぎレイドバトル”

地域の集会所で子どもから高齢者まで幅広い年代の人々が集まり、お菓子を手に笑顔でゲームのイラストを眺めながら音楽を楽しんでいる様子。 ゲーム
ゲームがきっかけで生まれた交流が町内会に笑顔を広げています。

街のみんながひとつになった――そんな奇跡のような出来事が、あるハクスラ系ターン制VRゲームをきっかけに広がっています。ゲームが生んだ絆が、ご近所同士をつなぎ、町内会に笑顔の輪が広がりました。

最新のVRダンジョンハクスラ・ゲーム「ダンジョン・オブ・スローライト」で、特別イベント「家つなぎレイドバトル」が開催されました。このイベントは、近隣プレイヤーが自宅から同時に参加し、巨大ダンジョンのクリアを競い合うもの。北杜市桜丘地区に住む50名の住民たちは、偶然マッチしたこのイベントで、お互いのプレイヤーネームをきっかけにリアルなご近所同士と気づきます。リーダーとなった高校教師の松本波瑠(39)は、「コントローラー越しでも、となりに住んでいる人の声を聞いた瞬間、なんだか照れくさくて。でもみんなで協力したら、本当に楽しかった」と振り返ります。

レイドバトル参加者の中には、小学校高学年の児童から、83歳の主婦・河村初枝さんまで幅広い年代が勢揃い。年齢や経験値は違っても、レベルアップの瞬間やアイテム発見のたびに、VR空間で拍手やダンスのエモートを送り合い、世代を超えた一体感が生まれました。運営事務局も「1つの町内会からフルパーティ結成、さらにレイドクリアまで到達したのは初」とコメント。「ダンジョンを抜けた後、しばらく動けないほど皆さん感動されていた」と当時を語ります。

挑戦の後、自然発生したのはリアルでの「サウンドトラック視聴会」。バトルで流れた勇壮な音楽をみんなで町内会館に集まり、周囲の子どもたちが持参したゲームのイラストを展示したり、特製おやつを振る舞う小さなパーティーへと発展。イベントの様子はSNSでも話題となり、「リーダーボード1位より大切な宝物ができた」「ゲームがあったから、ひとりじゃなかった」との声が寄せられています。

桜丘小学校の放課後クラブを担当する指導員・山崎玲音(28)は、「普段は顔を合わせることのなかった方々と、新しいコミュニケーションができた。子どもたちもお年寄りも、ともに“レベルアップ”できた体験だと思う」と語ります。奇跡と笑顔に満ちたこの日をきっかけに、桜丘地区では毎月第3金曜日に“VRミニダンジョン会”を開催予定。ゲームが生んだ小さなつながりが、街をもっと温かくしていきそうです。

コメント

  1. 子育て中の身としては、こういう地域ぐるみのイベントって本当に羨ましいです!ゲームを通して世代を越えた繋がりができるなんて素敵ですね。わが家も参加したいなぁ。

  2. 私も年寄りだけど、みんなと一緒にゲームできるなんて今の時代ならではですねぇ。孫と話が合いそうで嬉しくなります。心温まるお話、元気もらいました。

  3. なんか青春ドラマみたいで読んでてほっこりしました!普段話さないご近所さんとゲームでつながるって、アツいです。自分の地元にもこんなイベントあったらいいなぁ。

  4. 近くにこういう輪ができているのを知ると、なんだか街全体が優しくなる気がしますね。自分も一緒に楽しめたらいいなとワクワクしました。参加者のみなさんお疲れさま!

  5. 正直、最初はゲームって子ども向けのイメージが強かったです。でも世代を超えて一緒に楽しめるきっかけになるなんて、すごくいいですね。うちも親子で始めてみようかな。