町中の子どもとおばあちゃんがサーフスケートで共演 “重心移動パレード”が笑顔あふれる話題に

北杜市の中央広場で、おばあちゃんと孫がカラフルなサーフスケートボードに乗って微笑みながら滑っている様子。 サーフスケート
世代を超えて楽しむサーフスケート大会、家族の笑顔が光る一場面です。

青空の下、北杜市の中央広場に、色とりどりのサーフスケートボードがずらりと並んだ―そんな光景が町をほっこり包み込んだ。子どもからおばあちゃんまで、世代を超えた参加者が共にカーバーのテールを操り、滑走する姿がSNSで大きな注目を集めている。

この催しは「第1回スイベル・スマイル大行進」と名付けられた新しい祭り。発案者は町のサーフショップ『グッドウェーブ』スタッフの天野樹(28)。「サーフスケートの魅力をもっと広げて、あらゆる人に自由なライディングの楽しさを知ってもらえたら」と、練習スペースの床掃除から手作りのカスタムボードづくり、初心者向け講習まで、手弁当で準備を進めてきた。

パレード当日、一番の賑わいを見せたのはなんと最高齢組。町の体操クラブ所属・古屋ミエ(79)は、孫のハルキくん(8)にバランスの取り方を教わりながら、最初は恐る恐るスイベル(左右の重心移動で進むテクニック)に挑戦。ところがほんの数分でコツを覚えると、たちまちスムーズなライディングを披露した。沿道から大きな拍手が起き、ミエさんは「足腰は昔仕事で鍛えたものよ。でもボードの上で孫と一緒に風を感じるなんて、夢のよう」と満面の笑みを見せた。

イベントでは、ムラサキスポーツと地元中学校がコラボ企画。重心移動レースやテールをうまく使って“ぬいぐるみ運び”など、初心者も楽しめる新しい競技が続々登場した。また、カスタムボード展示コーナーでは、親子で描いたオリジナルデザインやパステルカラーのペイントが目を引き、訪れた人たちが思わず手を触れていた。

SNS上では「おばあちゃんがカーバーで爆走してる…!一番かっこいい」「今度はうちのおじいちゃんも連れて行きたい」といった声が多数寄せられた。天野さんは「サーフスケートは本来、うまくなきゃ…と気負うよりも、みんなで助け合ったり笑い合ったりするのが一番。今回の和やかな雰囲気が当たり前になればうれしい」と話している。町の伝統行事として、来年以降も続くことが決まりそうだ。

コメント

  1. 子育て中の身として、こんなイベントが地元でもあったらいいなぁと思います!子どももおばあちゃんも一緒に楽しめるなんて最高ですね。家族みんなでスケボー体験、憧れます♪

  2. 私も70代ですが、ニュースに出てきたミエさんのチャレンジ精神に感動しました。新しいことを始めるのに歳は関係ないと、背中を押された気分です。孫と一緒にできる趣味、私も見つけてみたいと思いました。

  3. 学校で話題になっててこの記事見た。おばあちゃんたちが本気でサーフスケートしてるの、めっちゃカッコよすぎw来年、自分も絶対エントリーしたい!

  4. イベント当日、道沿いで応援していました。最初は珍しいなと思っていたけど、みんなの笑顔を見てこっちまで幸せな気持ちになりました。来年もぜひ近隣住民として協力したいです!

  5. こういうニュースを見ると、世代を超えて趣味を楽しむのって本当に素敵だなと思います。SNSで話題になってるのも納得。色んな町でも広まればいいなぁ。心がぽかぽかしました!