インターネット上に新たな風が吹いている。国内の小学生たちによる協働組織「虹色パレットDAO」が、世界初の“みんなで遊べるバーチャル公園”をメタバース空間に完成させ、オンラインとオフラインの垣根を越えた温かな交流が広がっている。
このプロジェクトが始動したきっかけは、小学5年生の湯浅聡介さん(11)が家族で引っ越しを経験し、“なつかしい友だちとも新しい友だちとも一緒に遊べたらいいのに”という想いを持ったことだった。彼はオンライン学習仲間と共にDAO――分散型自律組織の仕組みを取り入れて、メタバース上で遊べる共通の居場所づくりを提案。アイデアが瞬く間に広まり、全国から子どもたちが参加した。
子どもたちは週末ごとにバーチャルの集会で意見を出し合い、どんな遊具がほしいか、どんな景色が素敵かを話しあった。色とりどりのジャングルジムや滑り台、みんなで描く壁画が空間デザインに反映されていく様子は、プロのデザイナー達も驚くほどだった。最終的には80名を超える小中学生メンバーがDAOを通じて運営管理に関わり、公園は季節ごとに模様替えもできる仕組みになった。
このバーチャル公園が誕生すると、そこには学年や地域、さらには言語の垣根をこえた色々な子どもたちが毎日集いはじめた。いつのまにか、公園の一角には世界各国の“なぞなぞベンチ”や、みんなで合作できる巨大絵本ボードも誕生。プロジェクト運営にかかわった児童の一人、安堂麻里花さん(10)は「ともだちが世界中にできたのが一番嬉しい」と話す。
この温かな取り組みは、オンライン学習に悩む子どもたちや孤独を感じていた家族にも波及している。ある小学生の保護者(37)は「私たち親世代も、童心にかえって公園で子どもと一緒に遊べるようになりました。現実の公園と同じように、安心して大人も子どもも交流できる大切な場です」と語る。SNSには“虹色パレットに毎朝集合!”といった喜びの声が絶えない。
メタバースならではの自由さと、DAOによるみんなで創る仕組み。現実とつながる新しい遊び場は、これからも色とりどりに進化していきそうだ。誰もが自分らしい色を持ち寄り、多様性とやさしさが広がっていく未来が、すぐそこまできている。
コメント
うちの子も最近このバーチャル公園の話ばかりしてます!都会ではなかなか外で安心して遊ばせる場所が少ないので、家族みんなでメタバースの公園楽しめるのは本当にありがたいです。子どもたちの自由な発想に毎回ほっこりします。
昔は近所の公園が子どもたちのたまり場だったけど、今はこういう時代なんですねぇ。高齢者にも開放されたら孫と一緒に入ってみたいです。新しいけど温かい、素敵な取り組みですね。
自分も最近オンラインで友だちと遊ぶことが多いので、このバーチャル公園めっちゃいいと思います!季節で模様替えとか、イベントとか…参加できたら楽しそう。こうやって世界中の子と仲良くなれる時代ってすごい。
記事を読んで、なんだか心がポカポカしました。みんなでアイデアを出して遊び場を作るなんて、本当に素晴らしいですね。私も子どもたちの笑い声が聞こえてくるような気がして、毎日が楽しみです。
最初はバーチャル公園ってどうなんだろ、と思いましたが、親世代も一緒に遊べて安心できる場が生まれてるってすごい!仕事の合間に家族とちょっと寄り道できる場所が増えたような気がして、とても嬉しいニュースです。