宇宙から届いた“流れ星クッキー”が村を笑顔に 宇宙ステーションと児童の心温まる大作戦

流星群が輝く夜空の下、小学校の校庭でクッキーを手に空を見上げる子どもたちと村人たちの様子。 星空と宇宙
流れ星クッキーとともに、村の住民たちが星空の下で夢のひとときを分かち合いました。

星空がとびきり美しく見える山あいの小さな村に、ある夜、小学生たちが手作りした“願いごとクッキー”を宇宙ステーションに届けるという夢のような企画が実現しました。そして数週間後、そのお返しとして思いがけないサプライズが村に舞い降り、住民たちを驚きと笑顔で包みました。

きっかけは、村で天体観測クラブを主宰する心優しい教師・岳本咲子(34)と、宇宙ステーション勤務の宇宙飛行士・烏山壮一郎さん(41)の文通でした。村の子どもたちが「星にお願いできるなら、みんなに幸せを届けたい!」と自作クッキーに願いごとを書き込んだ手紙を添えて送ったところ、烏山さんと宇宙クルーは大いに感動。なんと、そのクッキーをモチーフにした新しい宇宙食レシピの開発を始めてしまったのです。

開発されたのは“流れ星クッキー”。食べると口の中でシュワっと星のようにほどける秘密のクリームが包まれ、味は夜空をイメージしたカカオとほんのりミント。宇宙仕様のパッケージには、子どもたちの願いごとがひとつずつメッセージカードとして同封されました。完成したこのクッキーは、最新技術で安全に地球へ届けられると、まずは村の小学校に贈られました。

夏の流星群の夜、天体望遠鏡を並べた校庭でのクッキーパーティ。開発に協力した宇宙ステーションのクルーからのビデオメッセージも上映され、子どもたちは大歓声。住民の阿部京子さん(68)は「星がぐっと身近になった気がします。亡き夫と一緒に星空を眺めた夜を思い出しました」と涙ぐみます。村のSNSコミュニティは「宇宙とつながった奇跡の夜」と話題が持ちきりとなりました。

天体写真家の北浦陸斗さん(29)は「星を眺めることで広がる優しさの輪が、宇宙まで届いたのだと思います。今はただ、もっと多くの人に『星の願い』が届くことを願っています」と語りました。企画の輪は今、全国の山間地校や病院、離島にも広がろうとしています。夜空の流れ星に願いをかける夢が、これからもたくさんの心をあたたかく照らしそうです。

コメント

  1. 子どもが天体観測クラブでお世話になっているので、とても感動しました!自分たちの願いが宇宙まで届いて、またお返しが“流れ星クッキー”だなんて夢のようですね。うちの子も「星に願いが届いた!」と大喜びしていました。素敵な経験をありがとうございました。

  2. 記事を読んで、なんだか涙が出てしまいました。昔、妻と二人でよく星空を眺めていたので、流れ星クッキーの話に懐かしい気持ちになりました。村がこんな素敵なことであふれているのが嬉しいです。これからも子どもたちの純粋な気持ちを大切に繋いでほしいですね。

  3. 正直、この企画めっちゃワクワクします!科学とか宇宙って難しいイメージあったけど、こうやって身近な村や子どもたちが関わると一気に親しみ感じます。クッキーめっちゃ食べてみたい!全国にも広がってほしいです。

  4. うちの孫も、あの夜ずっと目がキラキラで「星が食べられるの?」って大はしゃぎでした。村のみんなが笑顔になれる、こんな出来事がもっと増えるといいですね。この村に住んでて良かったなぁとしみじみ思います。

  5. ぼくもみんなとクッキー作ったよ!宇宙にぼくの願いが行って、帰ってきたのがすっごくうれしかった。もっと大きくなったら、今度は自分で宇宙に行ってみたいな。