近頃、“世代を問わないeスポーツ”が新しい風を巻き起こしている。先日、全国規模のVRギルドトーナメント『アルカディア・クエスト杯』で、81歳の女性プレイヤー・竜崎タエコさん率いるギルド「しあわせノート」が見事優勝を果たし、多世代交流の輪がオンラインを超えて広がっている。
竜崎タエコさんは北海道在住の81歳。VRゲームを始めたのはコロナ禍、孫や近所の子どもたちとの会話のきっかけにと、70代後半から本格的に取り組み始めたという。ゲームプレイ経験ゼロからの挑戦だったが、仲間と試行錯誤を重ねるうちに、やがて『アルカディア・クエスト』の名物ギルドマスターに。年齢を感じさせない即断力と、落ち着いたリーダーシップが評価されてきた。
今回のオンライン全国大会は、過去最多となる4,200名がエントリー。アップデートされたばかりのパッチノートを活かしたチーム戦略で、タエコさん率いる「しあわせノート」は粘り強く勝ち上がった。決勝戦、中学生チームに圧倒されながらも、タエコさんが最後の1分で見事な逆転ギミックを発動。実況サーバーでは「おばあちゃん強すぎ!」「涙腺崩壊」と感動の声が飛び交い、SNSでも瞬く間に話題となった。
勝利後、タエコさんはインタビューで「若い子たちのエネルギーに負けないように、日々、ゲームも生活も学んでいます。みんなで楽しく冒険できる場所があって本当に幸せです」とほほ笑んだ。その姿に触発され、全国の“おばあちゃんゲーマー”たちが続々と新ギルドを立ち上げはじめ、ゲーム内に優しい日本茶コミュニティや歌声サロンが誕生。大会主催のマルタ・エリオット運営委員長(43)は「VR空間に家族や地域を越えた絆が生まれている。これぞeスポーツの醍醐味」と語った。
今や、竜崎タエコさんのVRサーバーには「孫と一緒にギルクエ体験」「歌と体操の朝イベント」など、年齢も地域も超えた新しいコミュニティ活動が広がっている。SNSでは「おばあちゃんがリーダーだと、ゲームもなんだか優しくなる」「バーチャルで実家に帰った気分」といった感想が相次ぎ、国内外から参加希望者が殺到している。eスポーツが誰もが主役になれる未来を、静かに、しかし確かな優しさで照らしている。
コメント
こんな素敵なおばあちゃんがいるなんて感動しました!うちの子もゲーム好きなので、親子三代で遊べる日が来るかも…ってワクワクしました。タエコさんの挑戦する姿勢、本当に尊敬します!
おばあちゃん、強すぎてビビりました笑。自分もeスポーツ好きだけど、年齢なんて関係ないなって勇気もらえました。自分の祖母にもVRやってもらいたくなりました!
私も最近スマホゲームをはじめましたが、VRまで楽しまれてるなんて本当に素晴らしいですね。年を重ねてからも挑戦できる仲間がいるのはうらやましいです。希望をもらいました。
竜崎さん、実はうちの町内会でよく見かけます。普段から明るくて面倒見のいい方が、全国でも大活躍されてるのが自慢です!応援してます!
ニュース読んでほっこりしました!世代も性別も関係なく、こうやって新しいつながりが生まれるのって素敵ですね。ちょっと歌声サロン参加してみたい(笑)。