犬と猫も有権者!? “スマイル投票ポーズ”運動、SNSで高齢者と若者が夢の連携

高齢の日本人女性が柴犬と一緒にオンライン投票画面の前で笑顔でピースサインをしている様子。 ネット選挙
愛犬と共にネット投票に参加し、明るい笑顔を見せる高齢女性。

ネット選挙が本格化する中で、想像もしなかった形の政治参加が全国に広がっている。今年話題を呼んでいるのは、愛らしい動物たちと一緒に投票をアピールし合う『スマイル投票ポーズ』運動だ。SNSのハッシュタグで広がったこの新潮流が、高齢者と若者、それぞれの世代に思いがけない絆をもたらしている。

ことの発端は、宮城県に住む82歳の元小学校教諭・柿沼たま江さんが、愛犬ポン太(柴犬・12歳)と一緒に選挙のオンライン投票画面前でピースサインをする写真を投稿し『#スマイル投票ポーズ』と添えたことだった。“SNSは若者のもの”というイメージを覆し、投稿が瞬く間に拡散され、小学生から大学生、そしてご年配の方々にも一気に広がりを見せた。

各地で人気に火が付き、今では電子署名の認証プロセスを済ませた後、推しペットとともに『投票しました!』と笑顔で記念写真を撮るのが流行している。さらに自治体主催の“ペット・オーナー合同ネット投票大会”も生まれた。神戸市の主婦(39)、大塚小夜子さんは『家族ぐるみで投票できるから、娘も犬も楽しみにしています。うちの猫のタマも初“投票ポーズ”挑戦です』と笑顔を見せた。

こうした運動を後押しするため、一部の地方議員は自作のオリジナル投票スタンプを配布し、『ペットと一緒に政治をもっと身近に』をスローガンに掲げている。専門家でネット投票法制化研究家の尾形賢司氏(58)は『ハッシュタグ文化が世論調査の裾野を広げています。有権者一人ひとりの“楽しい参加”が、政治と暮らしを想像以上に近づけているのです』と語る。

賑やかなSNSのタイムラインには、ウサギのぬいぐるみやハムスター、さらには手作り画面を見つめる金魚まで登場し、思わず微笑んでしまう投稿が次々と寄せられている。政治が遠いものとされがちな風潮のなか、動物たちと一緒に笑顔で投票するこのネット選挙スタイル。全国に、心あたたまる新しい“参加”のかたちが広がり始めている。

コメント

  1. 子育て中のパパです!うちの家族でも投票に行くのって結構ハードル高かったんですけど、犬のチョコと一緒なら娘もノリノリで。ほんと、こんな風に“みんなでやる”って、いいですよね。素敵なアイデアだと思います!

  2. 歳を重ねてからSNSは遠い存在と思っておりましたが、『スマイル投票ポーズ』を孫から勧められて、一緒に投稿してみました。政治のことが楽しく話題にできて、嬉しい時代になったものですね。

  3. 正直、選挙とかあんまり実感なかったけど、友達とネコ連れて投票ポーズ撮ったら一気に盛り上がりました。SNSの力って侮れないなあ。こういうカタチで関われるの面白いです!

  4. 最初は「ペットも有権者!?」ってびっくりしたけど、見ているだけで心がほっこりします。近所の公園でも犬仲間さんたちと話題になってます。みんな笑顔になるって、やっぱり良いですね。

  5. こういう参加の仕方もアリなんだな〜と感心しました。家族や離れて暮らす娘の投稿でつながった気持ちを感じられたので、本当に温かい取り組みだと思います。これからも続いてほしいです!