子ども発案「おしごと公園」計画始動 笑顔あふれる共働きの森が誕生

芝生の公園で家族連れや子どもたち、大人やお年寄りが手作り看板や屋台を囲んでにぎやかに交流している様子。 ワークライフバランス
多世代が協力し合い、笑顔あふれる『おしごと公園』イベントの一場面。

週末の緑あふれるミドリヶ丘中央公園が、にぎやかな『おしごと公園』として彩られました。百人以上の親子連れ、そして近隣の高齢者やフリーランスも巻き込みながら、小学生たちが考えた“家族でしごとごっこ”体験の新しい試みに、SNSでも温かい反響が広がっています。

このユニークなイベントを発案したのは、小学三年生の井口晴(いぐちはる)さん(9)。「パパもママもいつもお仕事してるけど、一緒に何かやると楽しいと思う」と、夏休みの自由研究として「家族がみんなで働ける場所」をイメージして市に企画書を提出したのがきっかけでした。有志のボランティアや市職員が動き出し、お年寄りのサークルや在宅ワーク中の大人たちも「やってみたい!」と次々に賛同しました。

当日は、公園の芝生が色とりどりの『ワークゾーン』へ。子どもたちは“やさい屋さん”や“ミニ郵便局”を立ち上げ、大人たちはリモートミーティングの合間に手作りの看板を作成。来場した祖父母世代は「昔の遊びコーナー」を用意し、お手玉や凧作りを子どもたちに指南。オンライン会議用の仮設Wi-Fiや、ベビーカー用のプレイスペースも出現しました。

参加したフリーライターの坂本恵里(34)は「自分たち親世代がテレワークしながら子どもと過ごせる場所が現実になるなんて…!家族で『働くって楽しいね』と話す時間が増えた」と話します。ほかにも、健康診断ブースでは小児科医や助産師がボランティアで参加し、“働く家族の健康チェック”を実施。まるで現実と遊びが溶けあう、優しい雰囲気が会場を包みました。

SNSでは「こんな場所が日常になれば、休暇も仕事も“家族の時間”で満たされる」「子どもと大人が対等に役割を持ち合うのが素敵」「こんな制度を会社でも取り入れてほしい!」といった投稿が相次ぎ、全国の自治体からも問い合わせが寄せられているとのこと。井口さんは最後に「大人も子どもも一緒に“自分たちらしいおしごと”ができたら、みんなもっと元気になると思います」と笑顔で語りました。

来春には、公園だけでなく駅前広場や商店街でも同様のイベントが予定されています。働くことと遊ぶこと、家族と地域があたたかく交わる、新しいワークライフバランスの風が、ミドリヶ丘から日本中へ広がる予感がしています。

コメント

  1. 小学生の発案からこんな素敵なイベントが始まるなんて感動です!うちも共働きなので、家族みんなで“しごとごっこ”体験してみたいです。子どもと一緒に働くって、きっと普段とは違う発見があるんだろうなと思いました。是非うちの町でもやってほしいです。

  2. いやあ、子供の発想は柔らかいねぇ。昔は外で遊ぶ場も自分たちで作ったもんだけど、今はこうして世代を超えて一緒になれる場があって嬉しい。手作りのおもちゃや昔遊びをまた子どもたちに伝えられるのも、年寄りにはありがたいことです。

  3. 学生目線で見てもめっちゃ楽しそうなイベント!家族と一緒に“働く”って新しいし、遊びも混ざってるのがいいですね。私もボランティアで参加してみたいです。次回あれば絶対友達誘っていきます!

  4. うちの子どもたちがワイワイやっている様子を窓から見ていて、とても幸せな気持ちになりました。大人も子どももみんな笑顔で、普段の公園とはまた違った活気があって、温かい雰囲気が町全体に広がっていた気がします。素敵な企画をありがとう!

  5. テレワーク歴長いですが、こうやって大人も子どもも“働く場所”を共有できるアイデアに本当に救われる気分です。仕事と家庭、どちらも大切にできる社会になるといいなぁと改めて感じました。この幸せなニュース、全国に広がりますように!