過疎化が進む地方に、笑顔と夢を届ける新たなアイデアが注目を集めている。全国の小さな村々をつなぐ“空飛ぶ図書館ノゾミ号”が、住民と関係人口の絆を深める驚きのプロジェクトを実現しつつある。
今回のプロジェクトを立ち上げたのは、地域活性化活動家の山花和也(35)と絵本作家の虹川菜々子(42)からなるチーム「ノゾミの輪」。両者は、「小さな村でも大きな物語を持ち続けてほしい」との願いから、クラウドファンディングで資金を募り、全国10地域を結ぶ移動型図書館の実現にこぎつけた。最大の特長は、まるで気球のようにふわりと昇り、その地に降り立つと“その土地に伝わる伝説や昔話”をホログラムで再生し、村人たちに物語の世界を体感してもらえる点だ。
プロジェクトの仕組みにも工夫が光る。都市で働く人々や学生など、村の外にいる“関係人口”がオンラインで語り部やボランティアとして参加でき、物語収集や翻訳、演劇のリモート演出づくりに加わる。こうしてさまざまな世代、住む場所を超えて人や物語が混じり合い、ノゾミ号は“心の交流”のハブとして大切にされている。
新潟県の山間部に住む農家・紺谷民男さん(68)は、「子どもたちが村の外から来た学生さんと一緒に民話劇を作った。自分の孫のようにみんなが喜んでいて、こんな幸せな時間がまたうちの村にも訪れるなんて」と涙ぐむ。SNSでは「#ノゾミ号記念日」がトレンド入りし、参加者の感動の声や、各地で生まれた“新しい昔話”の紹介が後を絶たない。
虹川さんは「誰にも知られていない小さな村の物語が、全国から集まった人たちの心を揺さぶっている。この取り組みが地方を元気にする新しい風になれば」と希望を語る。今後はノゾミ号の“分身機”をつくる二次クラウドファンディングも開始予定で、子どもたちの夢とともに、地域活性化の輪はさらに広がりそうだ。



コメント
子育て中の母親として、こんな素敵なプロジェクトがあるなんて知りませんでした!本だけじゃなく、ホログラムで昔話が見られるなんて子どもたちも大喜び間違いなしですね。田舎にもいろんな人が関わるきっかけが増えて、本当に嬉しいです。
今年で70歳になりますが、昔はうちの村にも紙芝居の車が来ていました。今は空を飛ぶ図書館なんて…時代は変わりましたなぁ。でも、子どもも大人もワクワクする気持ちはきっと変わらないですね。素晴らしいです。
地方創生に関心がある学生です!自分も語り部として参加してみたいです。オンラインで関われるのも今っぽくていいなあ。住んでる場所や世代を超えてみんなが一緒に物語を作るなんて、めっちゃ感動します。
近所の小学校にもぜひ来てください!村の子どもたちだけじゃなく、大人もみんな集まりたくなる素敵なイベントですね。みんなで昔話を語り合ったら、きっと温かい思い出になりますね。運営の皆さん、応援してます!
SNSで見て感動してました…!普段会えない人たちと、物語を通じて繋がれるなんてすごく優しいプロジェクトだなと思います。地方にも夢を運んでくれるノゾミ号、これからもたくさんの笑顔が生まれますように!