青森県弘前市の桃ノ木通り商店街が、地元の子どもたちとともにビジュアル開発ツールを使った“まちの夢アプリ作り”に取り組み始めた。ノーコード技術と親しみあるアナログなまちの風景が出合い、町ゆく人も思わず笑顔になる“ちょっと不思議で心あたたまる空間”が生まれている。
桃ノ木通り商店街には、かつて栄えたおもちゃ屋や天ぷら屋、昭和から続く理髪店が並ぶ。そんな味わい深い場所で、今春“モモノワークショップ”と名付けられたプロジェクトがスタートした。リーダーは商店街の雑貨屋店主・田端美鶴(48)。彼女の呼びかけに応じて集まったのは、8歳から14歳までの子どもたち15人。子どもたちは新しいノーコード開発ツールを使い、自分たちで商店街専用のモバイルアプリ作りを始めた。
「相談したら、おじいちゃんもお店に載せてって言ったんです」と笑うのは、小学5年の北野咲人くん(11)。咲人くんが作ったのは『迷子ねこSOSボタン』付きマップ。商店街にいる猫たちの居場所や特徴をメンバーみんなで登録し、お年寄りや観光客が“迷子の猫を探せる”仕組みだ。「ボタンを押すと、近くの店から“にゃー”って通知が届くんですよ」と、アプリ画面を得意げに見せてくれた。
このプロジェクトは、町内の店舗データを自動連携させたり、営業日やイベント情報、アート作品の設置場所までも簡単に更新できる拡張性が話題となっている。しかも、AI自動化ツールも連動させて“困りごと受付ボット”も搭載。お買い物に不慣れな高齢者から聞こえた「代わりに卵を取り置きしてほしい」といった声も、店主やボランティアへスマート通知できるのだ。
「子どもたちの閃きと優しさが、まち全体を進化させている」と話すのは、ITサポート役を務めるフリーエンジニア・渡清治さん(31)。ビジュアル開発ツールで“おばあちゃんでも使える画面”を一緒に工夫したという。SNSには『小学生たちにお店のデザインを相談しました!』『こんな温かいデジタル化は初めて』と、商店街全体がやさしいうねりに包まれる声が広がっている。
これまでIT技術に縁遠かったお店も子どもたちの助けで次々デジタル化。ひとり親家庭・移住者・お年寄りなど、さまざまな立場の人々が互いにアプリの使い方を教え合い、まちのつながりがますます強くなった。商店街にそっと灯る子どもたち発のノーコードアプリ。その小さな“やさしさの奇跡”が、今日も桃ノ木通りをそっと明るく照らしている。



コメント
すごいですね!子どもたちが夢中で町づくりに参加してるなんて、親としてもとっても嬉しく感じます。うちの子もいつかこんなプロジェクトに関わってほしいなぁ。商店街がまた元気になるといいですね!
いや〜、時代は変わったもんだねぇ。昔は買い物といえばお店をひとつずつ見て歩いたもんだけど、今はアプリだもんなぁ(笑)。でも、子どもたちのおかげで助かることも多そうじゃ。ワシも今度使ってみようかの。
同じ学生として、めっちゃ尊敬します!ノーコードでアプリ作るとか超かっこいい。僕も将来、地元盛り上げるために何かできたらいいなと思いました。
毎日この商店街を通っていますが、最近子どもたちとお店の人たちが一緒に何かしているのを見て心があたたかくなります。デジタルなのにほっこりする…こんな取組みがもっと広がると素敵ですね。
読みながら思わず笑顔になってしまいました。地方でも、子どもたちやみんなのアイディアで、こんなにやさしい変化が生まれるんですね!自分も何か一歩踏み出してみたくなりました。桃ノ木通り、遊びに行きたいです!