「おはようございます」の挨拶とともに、ふんわりと届くパンの香り。北秋田市の橘町にある朝ヶ丘団地では、最近「おすそ分け家電」が住民たちの朝をささやかに彩っています。不思議な連携をはじめた全自動家電が、人々の心にもあたたかな変化をもたらしていました。
きっかけは、団地に越してきた管理栄養士・御子柴沙良さん(34)の提案でした。「朝の時間が一番大事」と考える彼女は、毎朝自宅の最新炊飯器で炊いた玄米ご飯や、省エネケトルで沸かしたお茶を、廊下に置かれた“おすその棚”に置くようになったのです。その取り組みに刺激された隣人たちも参加。全自動洗濯機で洗いたてのハンカチや、食洗機で食器をピカピカにした手作りサラダを、少しずつ分け合う輪が広がっていきました。
「健康管理は暮らしの中で、“分け合うこと”から始まる」と語る御子柴さん。むずかしい健康法や特別なメニューでなくても、誰かの家の電気ケトルで沸かした白湯や、別の家の炊飯器でふかした黒米おにぎりを交換することが、毎日自然と“コミュニケーション”になっています。「あの家の卵焼きが一番ふっくら」「食洗機のおかげで今朝も食器がキラキラ」とSNSでもちょっとした話題です。
意外にも、この小さな輪がホームセキュリティの強化にも繋がっています。各家庭の最新家電には「シェアボタン」があり、だれがどんなタイミングで“おすそ分け”をしたのかを互いに確認できる仕組み。住人同士のつながりが深まったことで、不審者情報もリアルタイムで共有されるようになり、「家電を通した見守り」が新しい絆を生み出しているのです。
家電メーカー・夢野電機開発部の保科宏一さん(43)は「家電が人と人を結び、朝の生活を明るくできるなんて想像もしなかった。これからも“おすそ分け”できる機能を進化させていきます」と微笑みます。実際、橘町の取り組みを真似して他地域でも同様の動きが始まっているとのこと。「便利」だけでは終わらない、ほんの少し手を差し伸べ合う朝。家電が、人の優しさをそっと後押ししています。



コメント
素敵な取り組みですね!小学生の息子も、朝から「今日は何があるかな」とワクワクして登校していきそうです。子育て中でも、こういうご近所の優しさや交流があると心強いです!ぜひうちの町内会でも広がってほしいです。
めっちゃイイ話でほっこりしました!普通に近所付き合いって苦手なイメージがあったんだけど、こんな風に家電がきっかけになれば、自然に関われそう!おにぎりとかハンカチもらえるの最高!
わしはもう80を過ぎとりますが、昔の“おすそ分け文化”が新しいカタチで戻ってきたようで実に嬉しいです。ご近所さんと顔を合わせる機会が増えるのは、安全にもつながりますな。ありがたい発明です!
こういうニュースを見ると、毎朝が楽しみになりそうでワクワクします。仕事の前にちょっと優しさをもらえるなんて理想的ですね。技術と心が一緒になってるって素晴らしいと思いました!
実は橘町の近くに住んでます。最近うちのアパートでも似たような取り組み始まったんですよ。最初は戸惑いましたが、誰かの気持ちがこもった朝ごはんって本当に心にしみますね。みんながちょっと優しくなれる朝、いいと思います!