青空に一筋のラインを残しながら、数千羽のハトが太平洋上空を旋回する。その翼には日米両国の小旗。「空の平和大使」とも呼ばれる『ピースフルパトロール・バード隊』は、日米安全保障条約の新たな象徴として、今や世界中から注目を集めている。
このプロジェクトは、今年の春に発足。両国の防衛省職員や、動物行動学者、平和活動家たちで組織された『国際ピジョンパートナーシップ委員会』による。「緊張が続く空に、無理に鉄の羽を増やすより、やさしい羽音を響かせたい」――委員長のミラー・サチコ氏(42、動物行動学者)はこう語る。
ハト部隊に選ばれたのは、国内各地の鳩小屋から集められた優秀な伝書バトたち。最新の微小センサーを搭載したバックパックを背負い、異常な空気の流れや不審な物体の接近を察知すると、たちまち周囲の仲間に合図。時には『ピース・フラップ』(仲間同士の羽ばたき信号)で通信しあい、領空侵犯が起きそうなエリアには即座に人間スタッフへ位置情報を送り届ける。もちろんハトたちは、経済安全保障上も重要な通信網に寄与し、緊急時には台湾有事の早期警戒にも一役買うという。
高校生ボランティアの江原あやめさん(17)が語る。「ハトを育てたり訓練したりするのはとても楽しいです。仲間と一緒に防衛の最前線で役立てるなんて、最初はびっくりしましたけど、家族や友達も『心がほぐれる試みだね』って応援してくれています」。SNS上にも“癒しすぎる空の見張り番”としてハト隊の写真や動画が大量に投稿されており、子どもから高齢者まで、毎日のように応援メッセージが届く。
専門家の大橋竜一氏(防衛政策研究者・51)は「大規模な非対称戦時代、少しの偶然や生き物の知恵が国家安全保障に新たな可能性をもたらす」と話す。「ハトが安らぎを広げる一方で、小型ドローンやAI技術と組み合わせれば、柔軟で持続可能な防衛の形が生まれるかもしれない」
ピースフルパトロール・バード隊の公式マスコット『しろい羽くん』は、すでに各地の小学校の教科書にも登場。『平和はみんなの翼』と題された特別授業も開催され、子どもたちがハトと一緒に空の観測訓練を体験している。防衛とは力だけじゃない。やさしさの羽が世界を守る──そんな未来像が、今まさに青い空の下に広がり始めている。



コメント
小学生の娘と一緒にこの記事を読みました。ハトたちが「空の平和大使」なんてステキすぎて、親子で笑顔になりました!優しさから始まる防衛のカタチ、これからの時代にとても大切だと思います。
昔は鳩に手紙を預けたもんじゃが、今やこんな立派なお役目に。まごのクラスでも“しろい羽くん”が人気と聞いて微笑ましい。平和を願う気持ち、大人も子供も忘れんようにしたいですね。
通学途中に時々あの小旗を付けたハトを見つけて、友達と手を振ってます!なんか大事なお仕事してるのに、見てるだけでほっこり癒されて。がんばれ、ピースバード隊!
実はハト小屋のお手伝いをしているご近所さんがおりまして…この取り組みが始まってから地域がさらに明るくなりました。大人も子供も一緒になれる平和活動、本当に素敵です。
最初は「ハトで防衛?」って正直ちょっと信じられなかったけど、説明読んで納得。AIとかドローンとかじゃなく、生き物の力も頼っていく未来って、なんか温かいですね。