静岡県から宮城県を駆け抜ける、“応援列車”と呼ばれる特別な電車をご存じだろうか。サポーターたちが乗車し、移動時間そのものを応援タイムに変えるこの取り組みが、多くのファンや地域住民の間で温かい話題を呼んでいる。
話題を集めているのは、架空のプロ野球球団『仙台グローリーフィッシュ』の公式ファングループが始めた「ホームゲーム応援列車企画」だ。メンバーの内田健太(会社員・35)さんが、遠方のファンもみんなで気軽に集まりやすいようにと、地元鉄道会社に提案。駅ごとにユニフォームや公式グッズを身につけたファンが乗り込むたび、車内はお祭りのようなにぎやかさに。一番の目玉は、同じ運行時間に合わせて全沿線の参加者がリアルタイム配信で“声出し応援歌合唱”に参加できること。
合唱タイムになると、車内スピーカーと各ファンのスマホが一斉に流す応援メロディーに合わせ、老若男女が満面の笑みで声を合わせる。その様子はSNSでも拡散され、「見ず知らずの人と一緒に歌うなんて、何十年ぶりかに泣きそうになった」「今日は知らないマダムとハイタッチできた!」といった投稿が相次いでいる。沿線の保育園や老人ホームからもライブ配信に参加でき、「応援列車のおかげで孫と同じ曲を口ずさめました」と語る声も。
運行する鉄道会社『新東北ライナー』では、ふだん静かな車両を利用していた常連のお年寄りも巻き込んだ。電車内限定の特製応援お守りや、キーホルダー型のミニ応援バット(非売品)も話題で、「これ目当てに普段は車移動の私まで電車に」と話す主婦(42)の姿もあった。発車ベルも応援歌アレンジとなり、駅員が拍手で送り出すなど、まるで沿線が一体となったホームゲーム会場のようだ。
専門家の南條将志(スポーツ文化研究者)は、「移動自体が観戦文化の一部に昇華した事例。リアル空間とオンラインが溶け合うことで、未知の出会いと地域の絆が生まれている」と評価。今後は他球団でも導入を検討する動きが相次ぐという。冬の寒さも吹き飛ばす、人のつながりが未来へと続く応援のかたちが、まさに今、鉄路の上で広がっている。



コメント
小学生の息子と読んで、すごくワクワクしちゃいました!応援列車、親子で参加したら絶対楽しいですね。子どももきっと一生の思い出になるはず。静岡から宮城まで、家族旅行がてら今度乗ってみたいです。
いやぁ、年寄りには新しいことはなかなか難しいと思っていたけど、孫と一緒に同じ歌を口ずさめたというエピソード、胸が熱くなりましたな。若い人も年配も一緒に盛り上がれる、ええ時代ですねぇ。
これは面白い!普段は電車移動とか地味なイメージだけど、こんなにみんなで盛り上がれるなら、友だち誘って参加したいです。知らない人同士でハイタッチとか、自分もやってみたい笑
駅前のにぎやかなお祭りみたいな雰囲気、思い出してなんだか嬉しくなりました。お店にも応援グッズを持ったお客さんが増えて、町全体が明るくなりましたね。本当に素敵な取り組みです!
普段は車移動ばかりしてたけど、応援お守り欲しさについ乗ってしまいました(笑)。みんなで歌うって大人になってからはなかなかない体験。元気をもらえました!これからも続いてほしいな。