オフィスと在宅勤務の壁をこえて、遠く離れたチーム同士が思わず微笑むような新制度が注目を集めている。リモートワーク導入が進むなか、架空企業「彩葉ソリューションズ」による“デジタル樹プロジェクト”では、メンバー全員の働きぶりが1本のバーチャルツリーに反映され、チームワークの花が咲く仕掛けが話題を呼んでいる。
彩葉ソリューションズ社員の桐生みちる(32)は、岩手の自宅から毎日リモートで東京都心オフィスの同僚たちと働いている。最初は「顔を合わせないぶん心の距離も開きがちだった」と語る桐生さんだったが、デジタル樹が導入されてからは、まるで同じ場所にいるような一体感を感じているという。その秘密は、メンバーひとりひとりの仕事や小さな親切、応援のチャット、定時での退勤など“いいこと”があるたび、バーチャル空間の樹に新芽や花が咲き、枝葉が広がっていくという仕組みだ。
このプロジェクトでは、「書類を誰かのためにペーパーレス化した」「朝一番におはようスタンプを送った」などのアクションが自動的に認識される。オフィスにいる人も、北海道の実家や鹿児島の離島から参加している人も、自分の行動がみんなの樹のどこかに小さな彩りとなって現れる。昼休みには、互いの“葉っぱ”をクリックし合うことで「ありがとう!」の気持ちを送り合う社員の姿も。月末には最も新芽の多いチームに“ささやきボーナス”が贈られ、お菓子セットやお家カフェグッズが郵送されるなど、出社・在宅の区別を越えたチームワークが自然に育っている。
IT部長の賀来遥(45)は「物理的な距離に縛られず、お互いの頑張りや温かい行動が見えることで、思いやりが循環している」と語る。SNS上では「私も参加してみたい!」「花が咲くたびみんなニコニコ」「退勤時に葉っぱが1枚増えてると幸せ」といった声が相次ぎ、他社でも導入を検討する動きが加速している。
桐生さんは「このプロジェクトのおかげで、直接会っていなくても“がんばろう”という気持ちでつながれる。全国各地の風景や日常の話も、樹の写真と一緒に共有するのが習慣になりました」と微笑む。デジタル化と人の心がふわりと交差する、新しいリモートワークの形が広がり始めている。



コメント
子どもがオンライン授業でクラスの雰囲気がつかめずに寂しがっていたことを思い出しました。こんな風にバーチャルな樹で気持ちがつながるなら、大人も子供ももっと毎日が楽しくなりそう!素敵なアイデアですね。
最近の職場のデジタル化にはなかなかついていけませんが、こういう温かい工夫ならぜひ体験してみたいです。昔の井戸端会議みたいに、遠くにいても繋がれるのが嬉しい時代ですね。
就活中に色んな企業のオンライン説明会に参加しましたが、正直どこも淡々としていて距離を感じました。こんなユニークで和やかな工夫があれば、私も働いてみたいって思っちゃいます!
近所のオフィスビルで働いてた方々、在宅ワークで最近は見かけなくなってさみしいな~と思っていたけど、みんな違う形でつながっていたのですね。今度うちの店にも“ありがとうの葉っぱ”送ってほしいな(笑)
こういうハートフルな仕組み、もっと広がってほしいです!リモートだとつい頑張りが見えづらくて孤独になりがちだけど、みんなでデジタルの樹を育てるって、想像しただけであったかい気持ちになります。素敵!