静岡県富士市の緑豊かな高原運動公園に、ことしも世界中のユニークな子どもたちが集まりました。彼らは身体の個性や国の壁すら飛び越えて、青少年のためのパラスポーツ合同キャンプに参加するためにやってきたのです。このキャンプでは、スポーツの技術交流だけでなく「成長」「友情」「思いやり」が目標とされ、笑顔あふれる5日間が繰り広げられました。
今年のテーマは“ともにめざす ひとつのゴール”。参加したのは、日本、カナダ、ブラジル、ケニア、フィンランドなど、15か国から集まった9歳〜17歳の青少年たち。義足で走る陸上選手、車いすバスケのエース、聴覚障がい児のサッカープレーヤーが並ぶ中、ひときわ元気なのが13歳の水谷ルカさん。生まれつき左腕が短いルカさんは、「最初は自信がなかったけど、ここで世界レベルの友だちと走って、ぜったいに自分を信じようと思った!」と話します。
キャンプには『インクルーシブ体育』を学ぶ特別時間も設けられました。青少年は『見えないリレー』や『片手キャッチボール』を体験し、「どんな違いにも対応できるスポーツの知恵と栄養」を発見します。また、管理栄養士アイナ・シュペーゲルさんによる『世界のパワーメニュー給食』では、大豆バーからケニアの豆スープまで多彩なスポーツ栄養が並び、みんなで一緒に準備から配膳。「自分の文化を知ってもらえるってうれしい!」と、スイス出身のハンナ・フォルトナーさん(15)がほほえみました。
夜のキャンプファイヤーでは、日本代表パラバドミントン元選手で監督の天城有希夫さん(46)が、失敗した時こそ最高の笑顔で、とスポーツマンシップの大切さを語ります。子どもたちは手をつなぎながら、「違いは強み。おたがいのゴールを助け合おう」と声をそろえました。SNSでは「友だちが世界に500人もできた!」「いつか同じ大会で会おうね」など、ほっこりとした投稿があふれています。
最終日は、国を超えた混合チームによる『友情リレー大会』。転んでも、バトンを落としても誰一人責めない――お互いの成長を称え合う光景に、保護者たちも目を潤ませていました。スタッフの鬼塚みくもさん(29)は「意外にも、みんなの小さな応援と工夫が世界記録級の絆を作りました」と感激。一人ひとりの個性が輝いたキャンプは、参加者全員の『笑顔のメダル』とともに幕を閉じました。



コメント
記事を読んで胸が熱くなりました!うちの子も個性があって悩むことが多いけど、世界中の子どもたちが前向きに経験を分かち合っている姿、すごく励まされます。こんな素敵なイベント、現実でももっと増えたらいいのになぁ。
今の若い子たちは本当に柔軟で素晴らしいですね。自分の若い頃は、こうした多様性を認め合う場はなかったので、読みながら時代の変化に驚きました。ささやかな応援しかできませんが、皆さんの笑顔が私に元気をくれました。
ルカさんのコメント、超カッコいい!自分を信じようって気持ち、同じ年代としてめっちゃ共感します。SNSが500人の友だちで溢れるとか、ほんとに夢みたい。運動は苦手だけど、こういうキャンプにはいつか参加してみたいな!
なんて優しいニュースなんでしょう。わたしもつい最近、近所の子と片手キャッチボールをしてみたくなりました(笑)子どもたちの頑張る姿は町のみんなの誇りですね。
世界の料理を一緒に作って食べるって、すごくいいアイデアですね。子どもたちが色んな文化や個性を自然に受け入れている姿、うちの子にも教えたいなと思いました。こういうイベントが増えればきっと世界がもっと明るくなる気がします!