奇跡の“推しコインデー”——京都駅で交差するファンの優しさリレー

京都駅のベンチで手書きメッセージ入りのコインを見つめる若い女性と、その周囲で交流するファンたちの様子を写した写真。 推し活
“推しコイン”をきっかけにファン同士が京都駅で心温まる交流を広げた一場面。

ある冬の朝、京都駅の西口広場に“推し活”を愛する人々のやさしさが溢れた一日が生まれました。きっかけは、人気アイドルグループ「ルミナスレイ」のファンミーティングに向かう山内奏美さん(22)が発見した、小さなメッセージつきのコイン1枚。そのひとつの偶然が、想像を超える温かい連鎖を呼び起こしました。

奏美さんが駅のベンチの下で見つけたのは、公式アプリ「ルミナスフェスタ」と連携する、特別なAR推しコイン。裏には“推しの笑顔、今日こそシェアしよう”という手書きメッセージと、オリジナルイラストが添えてありました。奏美さんがSNSでその写真を投稿すると、たちまち「#推しコイン発見」がトレンド入り。現地参戦や聖地巡礼に集まっていたファンたちが、こぞってコイン探しやメッセージ交換に参加し始めました。

コインの仕掛け人は、会社員の嶋田直樹さん(34)。休日を使い、ファン仲間のために“現場交換”用のコインを50枚手作りして駅の各所にそっと忍ばせていたのです。「推し活って、自分だけの楽しみだけど、気持ちをそっと渡せたら、もっと暖かい空間になると思った。知らない人同士がつながっていけたらいいな」と嶋田さんは語ります。

コインを拾った人は、自身のお気に入り楽曲や推しメンのエピソードを書き添えて、次の誰かに手渡していくのが暗黙のルール。子どもから高齢者、留学生まで、幅広い年齢層のファンがコインをきっかけに笑顔で会話し、まるで即席のファンミーティングのような賑わいになりました。ついにはルミナスレイの公式アカウントもこれに気づき、「京都で見つかった皆さんのハッピーを、僕たちも受け取りました」とメンバー直筆の写真メッセージが投稿され、現地は歓声に包まれました。

SNS上には「推しへの想い、知らない誰かと交換したら、勇気が湧いてきた」「初対面の人と握手会みたいに盛り上がれた!心が温まった」といった声が次々に寄せられています。専門家の池端理沙子さん(地域コミュニティ研究者)は、「偶然の共有体験や小さな手書きメッセージが、人と人を結びつけるきっかけになる。コロナ禍を経て再び集うファンが、温かい結びつきを『推し活』で生み出し続けるのは素晴らしい」と分析。寒さが残る京都に、推しコインが架けた小さな虹は、多くの人のこころを優しく包みました。

コメント

  1. 子育てでバタバタな毎日ですが、こういう優しい出来事を知ると、世の中捨てたもんじゃないなって思いました。うちの子も将来、誰かをこんなふうに笑顔にできたらいいなぁ。素敵なリレーですね。

  2. 最近は若い人の楽しみ方が分からないことも多いですが、こんな温かい交流なら私も参加してみたかったです。人と人とのふれあい、本当に大切ですね。やさしい気持ちをもらえました。

  3. ルミナスレイの現地参戦うらやましい~~!推し活ってひとりで盛り上がるものだと思ってたけど、こんなリレーなら勇気出して私も参加したい…!コイン回ってきたら、推し語り止まらなそう笑

  4. 朝から駅前がいつも以上に明るい雰囲気で、何事かと思ったらこんな“推しコイン”がきっかけだったんですね。人が楽しそうにしていると、こっちまであったかい気持ちになります。毎年やってほしい!

  5. I’m an exchange student and I found out about this through SNS. It’s so heartwarming to see people in Japan connect through ‘oshi’ support and kindness. I’d love to join next time! みんなの思いやりが素敵です。