ライブ配信の世界に、ほっと心が温まる新たな交流のかたちが生まれています。新潟県長岡市在住の上村幸子さん(72)は、孫から譲り受けた古いスマートフォンで、毎週若手配信者・蒼津ゆいの歌枠を楽しむ“シニアファン”です。ある出来事をきっかけに、小さな通知が遠く離れた心と心をやさしく繋ぎ始めました。
幸子さんはスマートフォンの操作が不慣れでしたが、孫が設定してくれた“ライブ配信開始通知”が毎週の楽しみとなっていました。ところがある日、配信通知が急に届かなくなってしまったのです。「今日だけお休みかしら」と思いながらも不安で配信コメント欄にメッセージを残すと、翌週の配信で蒼津ゆい本人が「お元気でしょうか?前回の通知がうまく届かなかったと聞いて心配していました」と、ファン名をひとつひとつ確認しながら語りかける場面が――。
実は蒼津ゆいの配信コミュニティ内で、ファン同士が“通知パトロール”という独自の取り組みを始めていました。「もし誰かがいつもの時間に現れなかったら、簡単なお知らせや応援のコメントを贈る」そんなルールが自然発生し、シニア世代を中心に安心感が広がっていたのです。幸子さんのもとには匿名のファンから「ゆいさんの歌枠、今日も素敵でした。お元気ですか?」と手書き風のイラスト付きメッセージも届きました。
蒼津ゆいは、これに感激し「通知ひとつ、スパチャひとつ、みんなの気持ちが本当に力になりますね」と歌枠中に涙をこぼす場面も。視聴者の声からは「ネットでも“おとなりさん文化”が復活したみたい」「見守り合いが新しいライブ配信の醍醐味」という意見が多く寄せられています。
ライブ配信の通知やスパチャ、わずかなデジタルサインが誰かの日常をそっと支える時代。いまやオンラインの歌枠配信は、温かなご近所づきあい以上のやさしさが巡る“新しい絆”の場となっています。幸子さんは「来週も、あの小さな通知音が届くのを楽しみにしています」と笑顔で語ってくれました。


コメント
配信を通じてこんなにあったかい交流が生まれるなんて素敵ですね。うちの子にも孫の立場で何か手伝う経験をしてほしいなと思いました。見守り合いって、ネットならではの新しいご近所づきあいですね。
私も最近スマホにチャレンジしていますが、こうした優しいつながりがあると安心できます。幸子さんのように私も誰かと交流できたら嬉しいです。こういう温かい記事に励まされます。
ネットの世界って冷たいイメージでしたけど、こういう話を聞くとほっこりしますね。配信者とファンが支え合ってるの、なんかちょっと羨ましいです。今度、自分も歌枠をのぞいてみようかな。
どこか昔の井戸端会議みたいで懐かしい気持ちになりました。顔は見えなくても、ちょっとした声かけや気遣いって大切ですよね。デジタルでも優しさの輪が生まれているのが嬉しいです。