森の小鳥が“案内役”に就任?登山者導く新しいネイチャーツーリズムが話題

群馬県榛名山系の森の登山道で、小鳥たちが枝から枝へ移動しながら登山者を先導している様子の写真。 ネイチャーツーリズム
春の里山を小鳥が案内役として登山者を導く新しいツーリズムの一場面です。

春の訪れを感じさせる晴天の下、群馬県榛名山系の国立公園で思わぬ“おもてなし”が登山者たちを笑顔にさせている。なんとこの山では、地元に暮らす野鳥たちが自然体験コースの“案内役”として人々をガイドしているというのだ。

事のきっかけは、ネイチャーガイドの香坂ミチルさん(38)が毎年恒例の山野草観察ツアーを主催した際の出来事だった。例年なら山道で迷子になりかける参加者もいるが、今年は不思議なほど道中がスムーズだったという。それもそのはず、林の中を歩き出すと、コガラやシジュウカラなど数羽の小鳥たちが、枝を伝って先導し、まるで道標のように登山者を安全なルートへと導いてくれていたのだ。

「初めて見ました。ちゃんと私たちの歩く先へ飛んでいき、立ち止まると枝の上からさえずって待っていてくれるんです」と、ツアー参加者の主婦・安浦エイコさん(55)は感動気味に語った。観察を続けていた香坂さんによれば、地元の鳥たちは毎朝のガイド習慣を身につけているようで、複数のグループが同時に山に入っても、行き先によって別の“小さな案内係チーム”が自然に分かれてサポートするのだという。

この心温まる現象にSNSも賑わい、「#鳥たちのガイド隊」タグには「気持ちがほっこりする体験をありがとう」「鳥と一緒に歩く里山、忘れられない旅になった」といった投稿が相次いでいる。また、小鳥ガイドで話題になったおかげで山の来訪者のマナーも向上しており、ゴミの持ち帰りや登山道の保護意識が高まったとの報告もある。

地元の里山連携団体「榛名ふるさとクラブ」の責任者である毛利真一郎さん(62)は「動植物と人の心が通い、自然の中で“共生”を感じられる良い例。今後はエコツーリズムのモデルケースとして、他地域とも協力しながらこの体験を大切にしていきたい」と話している。今や榛名山系の春は、小さな鳥たちが主役の“もうひとつのネイチャーツーリズム”として、訪れる人々の心に優しい余韻を残している。

コメント

  1. すてきなお話ですね!小学生の息子が鳥が大好きなので、ぜひ一緒に榛名山に行ってみたいです。自然と動物たちから学ぶことって、本当に多いなぁと感じました。

  2. 昔から榛名の山は好きでよく歩きましたが、今でもこんな新しい出会いがあるなんて驚きです。小鳥たちに案内してもらう日を夢見て、また散歩に行こうと思いました。

  3. やばい、めっちゃ可愛い!!鳥たちがガイドなんて癒される…このツアー参加したい~!SNSで話題になるのも納得です。

  4. 先週たまたま榛名山に行った者です。林で小鳥がずっとそばにいてくれて本当にびっくりしました!人と自然がこんな形でつながれるなんて、感動しました。

  5. 小さい頃に野鳥観察が大好きだった自分には、たまらないニュースです!来訪者のマナーも良くなるなんて、鳥たちと人間の素敵な“共演”ですね。心があたたかくなりました。