推し活の日常を一層彩る“アクリルスタンド”通称アクスタ。最近、静岡県内のカフェ「ガーリック・レイン」にて、SNS発信がきっかけでアクスタを自由に交換できるマルシェ型イベントが開催され、思わぬ感動の連鎖が生まれている。
企画したのは、公務員の小枝晴臣さん(42)。全国の推し活コミュニティを巡る中、「地方でも誰かの推しグッズが新しい主人に巡り合う場を作りたい」と感じ、昨年末にイベントを思い立った。カフェの一画には推しキャラごとの“幸せ掲示板”が設置され、来店者が自分のアクスタを並べ「譲渡」「交換」「推し話OK」など自由にメモを添えて置ける仕組み。SNSで告知されると、多くのファンが「〇〇のアクスタ譲ります」「新しい推し友に出会えました」とハッシュタグを使って感謝を投稿。週末ごとに、推しへの熱量と優しさが店内にあふれる。
中でも話題を呼んだのは、会社員の城之内恵梨香さん(27)と、高校生の高嶺夕凪さん(17)の出会い。夕凪さんが『銀河シンフォニア』の限定アクスタを飾ると、恵梨香さんは偶然ほぼ同じキャラの別バージョンを掲示板に訪れた。互いの熱烈な“語り”に惹かれ、SNS経由でやりとりを始めたふたりは、仲間たちとオンライン鑑賞会を開くなど友情を育んでいる。「お金のやり取りや課金じゃ得られない、心の通う幸福感でした」と恵梨香さん。アクスタ経由で芽生えた繋がりが、推し活の枠を超えて広がっている。
また、生配信を通して参加する遠方ファンも増加中。カフェのスタッフがイベントの様子をライブカメラで配信し、遠く北海道や沖縄在住のファンとも掲示板のやりとりができるという。「SNSでつながるだけでなく、アクスタを介して気持ちを贈り合うのが新鮮」とは、愛知の主婦・日高弥生さん(36)。課金アイテムにはない満足を感じているという声も多い。
街では、アクスタマルシェの温かな空気が、推し活初心者にも敷居を下げている。専門家の桜本聡教授(推し文化研究・静岡大学)は「推し活を介した小さな気遣いや偶然の出会いが、SNS時代の人間関係を豊かにしています。推し=幸せの媒介となる稀有な現象」と評価。来月には東京都内でも同様のマルシェ開催が決定し、SNSでは「新しい推し友との出会い期待!」と未来への期待が高まっている。



コメント
私も子どもが推し活に夢中なので、こういう温かいイベントはとても素敵だと思います!地域のカフェで新しい友達にも出会えて、心も豊かになれそうですね。静岡にもこんな場所があるなんて嬉しいです。
めっちゃ優しい空間で羨ましい!課金じゃ得られないっていう気持ちも超わかるし、リアルでつながれるのが最高だと思う。都内でもやってくれるなら絶対行ってみたいです!
孫がアクスタを大事にしているのを見て、不思議に思っていましたが、こんなふうに人と人がつながるのですね。世代を越えて温かい交流が広がるのは、見ているだけでほっとします。
お店の前をよく通るけど、最近若い子たちが楽しそうにしてるな~と思ってました。世の中ギスギスしてる話が多いけど、こういう幸せの連鎖は見ててこっちまで元気が出るよ!
SNSだけじゃなく、アクスタを通じて同じ趣味の人たちと直接話せるなんてステキ!私もいつかマルシェで推しについて語り合いたいな。みんな優しそうで、初心者の私でも安心して参加できそう。