早朝の淡路山森林自然保護区に集まった人々の目と耳を奪ったのは、なんと樹木たちの合唱と、森で暮らすモリガールたちによる即興ハーモニーだった。静けさに包まれた散策路の奥で、森の命が不思議な一体感を帯びて動き出したのだ。
保護区内で毎朝森林浴を欠かさないマユミ・ウチヤマさん(27)は、「ある日、クヌギやコナラの木々から美しい音が聞こえてきたんです。最初は風のせいかと思ったけど、ずっとメロディになっていて…」と当時の驚きを語る。その調べに誘われるように、同じく森を愛するモリガールたち数名が集まり、自然と口ずさむようになったという。
歌声に呼応するかのように、小リスやメジロ、キジバトなど森の動物たちも木漏れ日のなかに姿を現し、モリガールの歌を囲むようにぴょんぴょん跳ね回った。最初は静かに様子を伺っていたシカの親子も、やがて尻尾をふりふり近づき、リズムに合わせて足踏みを始めたのだとか。SNS上では「本当にディズニーの世界みたい!」「歌う森なんて一度でいいから見てみたい」と感動の声が相次いでいる。
樹木の音について地元大学の森林生態学教授・鎌谷ジョウジ氏は、「樹液の流れや風に乗る枝葉の振動が、特に湿度が高い早朝に共鳴現象を生む場合があります。ただ、人の耳に歌として届くことは極めてまれ」とコメント。その上で「モリガールたちと森の動物の心地よい調和が、森全体に良い“気”をもたらし、より豊かな森の共生サイクルを生むのだ」と語った。
最近では地域住民の間で、森をいたわる新たな取り組みも始まった。散策路に沿ってウッドショックを逆手に取った“再生間伐ベンチ”が設置され、モリガールたちは森の手入れボランティアにも従事。動物たちの安全な移動のための『みどりの小道』づくりもスタートしている。大きな欲望で開発するのではなく、木々と人、そして動物たちがそっと寄り添い合う共生の森――そんな未来へ、歌う森は今日も静かに希望の調べを奏でている。



コメント
子どもと一緒に読んで、ほっこりしました!森の生きものたちと歌うなんて、子育てで忙しい毎日だけど、たまには家族で森にお散歩いきたくなりました。素敵なニュースをありがとうございます。
いやはや、わしが若いころ夢見たような話ですなぁ。生きとし生けるものが調和する森、うらやましい限り。機会があれば孫を連れて、現地を訪れてみたいもんです。
こんな幻想的な体験、私もしてみたいなぁ。普段はスマホばかりだけど、森の中ならデジタルデトックスにもなりそう。森を守る活動をするモリガールの皆さんもかっこいいです!
僕も淡路山の近くに住んでるので、こんな素敵な森があることがうれしいです!ベンチや小道づくり、今度お手伝いしてみようかな。森にやさしい人が増えるといいですね〜
ディズニーみたいな森…本当に素敵。小動物が踊りだす朝なんて想像しただけで幸せな気分になります。森を大切にしている人たちに拍手を送りたいです!