デジタルノマドの“もぐもぐ税務相談カフェ” 全国に急拡大中

カフェの木のテーブルにノートパソコンやパン、コーヒーが並び、デジタルノマドたちと税務相談員がリラックスした雰囲気で話している様子。 フリーランス
焼きたてパンとともに税務の悩みを気軽に語り合える“もぐもぐ税務相談カフェ”の一場面。

ノートパソコンを片手に世界を旅するデジタルノマドたちが、少し変わった場所でひとときの安心を見つけている。最新型コワーキングスペースとも異なり、そこにあるのはコーヒー、焼きたてパン、そして悩みを気軽に語り合える温かなテーブル。それが今、各地で話題を集める「もぐもぐ税務相談カフェ」だ。

「新しい税申告方法がよく分からなくて」と語るのは、京都出身のフリーランス翻訳家・神田歩美さん(33)。彼女が“もぐもぐカフェ”と呼び習わすこの空間は、全国の中小都市や田舎町を中心に急増中。入り口の看板には「だれでもどうぞ。パンと相談は焼きたてです」と手書きの文字。ランチやおやつタイムには、ノマドワーカーやクラウドソーシング仲間が、普段は話しにくい税金や働き方の疑問をゆるやかに分かち合っている。

このユニークな場を仕掛けたのは、「ミントグリーン行政書士会」所属の志村時生さん(41)ら専門家チーム。もともと地元商店でバイトをしていた志村さんが、仕事終わりのパン屋でノマドたちの悩み相談に乗ったのが始まりだった。彼らは商工会や町内会の協力を受け、どの街でも、ふらりと立ち寄るだけで「経費って何?」「海外クライアントへの請求のコツは?」といった相談や、確定申告ワークショップに参加できる仕組みを作った。もちろん、パンや珈琲でお腹も心も満たされるのがこのカフェの人気の秘密。

実は“もぐもぐ税務相談カフェ”では、相談料は「コーヒー一杯分のなにかありがとう」制。現金でも、焼いたパンの差し入れでも、手書きのちょっとしたアイデアでもOKだ。福岡でデザイン業のフリーランスとして働く田母神流音さん(29)は「仕事で孤独になりがちだけど、ここへ来ると先輩ノマドが“座って座って!”とすぐ迎え入れてくれる。税金の話なんて堅苦しいものと思ってたのに、今は笑い話にできてしまう」と話す。

SNSでも「#もぐもぐカフェ」の投稿が急増し、「田舎町で月一開催されるだけで“孤独ノマド症候群”が治りました」「パンとネットワークでお悩みゼロ!」といった声が目立つ。行政書士の志村さんいわく「税金もネットワーク作りも、本当は“みんなでやる”が一番。小さな偶然の出会いが次のクライアントや新しい働き方のヒントになる。そんな化学反応が面白いです」。もぐもぐカフェの輪は、来春には外国人ノマドや学生フリーランスにも広がる計画があるという。

どこでも自由に働ける時代だからこそ、「困ったときはみんなで集まる」が新しい安心になっている。“一人じゃない”と分かる焼きたてパンの温もりは、今この瞬間も日本各地をやさしくつないでいるようだ。

コメント

  1. 子どもがいるとフリーランスの働き方は何かと不安で…でも、こういう温かいカフェが近くにあったら安心して相談できますね。親子でパンを買いながら、仕事の悩みもシェアできる場所、素敵です!

  2. わしらの時代には考えつかんかった発想じゃな。パンを焼きながら税金の相談、みんなで集まって助け合う。なんや懐かしくもあり、新しい風も感じるのう。ぜひ一度覗いてみたいもんじゃ。

  3. 学生フリーランスにも広がる予定なんですね!アルバイトだけじゃなく、自分でも仕事したいなーって思ってたので、安心してチャレンジできそう。参加してみたいです!

  4. うちの町にもできて嬉しいです!なんか最近ノマドさん多いなーと思ってたけど、みんな集まっておしゃべりしてて雰囲気良いですね。パンの香りでつい誘われて僕も立ち寄っちゃいます(笑)

  5. 税金の話をこんなにリラックスしてできるなんて、ほんと新時代!孤独になりがちなノマドだけど、みんなで悩みをシェアできるこの温かい輪、もっと広がってほしいです。素敵な取り組みに感謝!