インターネット上に突如現れた『虹色の美術館』が、長年アートに縁遠かった人々にやさしい光を投げかけている。今回のオンラインアート展「ほほえみ展」には、世界の子どもたちが描いた抽象画2,000点以上が集まり、見る人の心を柔らかく包み込むと話題だ。
このオンライン展は、現代美術家のノガミ・セイカ(41)が中心となって企画されたもの。きっかけは、セイカの娘(8)がキャンバスいっぱいに描いた“カラフルな足跡”の油絵だったという。「娘の絵の、説明できないけれど心がほどける感じ。それをもっといろんな人とシェアしたくて始めました」と、ノガミさんは微笑む。SNS上では『世界じゅうの子どもたちに、好きに絵を描いて送ってほしい』と呼びかけた結果、わずか10日で60ヶ国以上から応募が殺到。「世界記録かも?」と驚きの声も上がった。
展示は、オンライン美術館サイト内の『みんなの空間』ページで花盛り。国や文化を問わず、カラフルな手形・雲・虹・街角・かけっこの足あとなど、タイトルも自由で、解釈は観る人まかせ。イランの少年・ハナンくん(9)が油絵で描いた「勇気のはっぱ」や、北海道の少女・西村ハル(7)のデジタル抽象画「ドーナツのなみだ」など、ユーモラスで詩的な作品も多数並ぶ。どの作品にも、アーティスト名の隣に出身地と「思い」を添えたミニコメントが掲載されており、「絵のとなりに笑顔が浮かべば」という運営のねがいが伝わってくる。
また、館内の“おしゃべり画廊”機能も人気だ。気に入った作品にハートマークを送れるだけでなく、自分の感想を短文で残すと、その作者に自動で翻訳されて届けられる仕組み。『どんな国の子にも“すごいね!”って気持ちが直接届くなんて夢みたい』と、鑑賞に訪れた主婦(39)は語る。現代アート専門の分析家・山浦奏一氏も『描き手の年齢や出身にこだわらず、“感じていいし、間違えてもいい”という自由な場。これは未来の美術館の理想型かもしれません』と絶賛する。
来場は完全無料、作品応募も期限なし。『誰でも、何度でも、好きなだけ。自分の“いまの色”を世界に広げてほしい』と語るノガミ館長。オンライン展を訪れた人々同士がメッセージを贈り合い、小さな発見にほほえみ合う光景が、今日も静かな感動を生んでいる。



コメント
家で小学生の娘と一緒に“ほほえみ展”を鑑賞しました。娘が「私もこんな絵を描いて送ってみたい!」と目を輝かせていて、とても嬉しかったです。世界中の子どもたちの色づかいにほっとします。素敵な企画をありがとうございます。
遠い国の子どもたちがどんな思いで絵を描いているのか、コメントを読むだけで心があたたかくなりますね。昔の孫の絵を思い出しました。こういう場がずっと続いていくと嬉しいですな。
正直、子供の絵がこんなに心を癒やしてくれるとは思わなかった!特に“ドーナツのなみだ”、発想が独特でめっちゃ良い。SNS世代として、言葉の壁をこえて直接感想を伝えられるシステムもすごいと思います。
近くの公立美術館はなかなか行けないので、こうしたオンライン展が無料で見られるのは本当にありがたいです。息子が画面越しに他の国の子と“おしゃべり画廊”でやりとりしている姿につい笑顔になりました。
きれいごとかと思ったけど、実際に見てみたら想像よりピュアで感動しました。どの国の子にも“すごいね!”を伝えられる仕組み、現実でももっと広まればいいなぁ。大人もこんな優しさを見習いたいです。