病院に「AI先生のありがとう祭り」誕生 診断AIと患者が絆を深める温かな一日

小児病棟で笑顔の女の子が手作りのメッセージカードとロボットを持ち、看護師や装飾に囲まれている様子の写真。 医学・医療技術
AI先生への感謝を伝える手作りカードとともに笑顔を見せる子どもたち。

最新医療の現場から、ちょっと心が温まる話が届いた。全国初となる「AI先生のありがとう祭り」が、国立徳川総合医療センターで開催され、診断AIと患者、医療従事者たちの新しい関係が生まれる一日となった。電子カルテやリモートモニタリングに支えられた最先端医療の現場で、意外なふれあいが生まれている。

徳川総合医療センターでは、昨年から生成AIによる診断支援が始まり、患者一人ひとりの電子カルテや医療ビッグデータ、ゲノム情報をもとに最適な治療法や生活アドバイスが提案されるようになった。看護師の渡部梓(41)は「最初はAIが冷たい存在に感じた」と振り返る。しかし、入院中の子どもたちがAIと“雑談”したいと話したことから、スタッフたちで「ありがとう祭り」を計画することになったという。

「先生、またお話しに来て!」とAI先生に話しかける児童病棟の子どもたち。新型ワクチン接種で入院中の太田レナさん(9)は、AIに描いてもらった似顔絵イラストを大事に持ち歩いている。「AI先生は私の好きな動物をおぼえていて、リスを病室いっぱいに描いてくれるの」と笑顔を見せる。祭り当日は、患者たちがAI先生へ感謝のメッセージカードを手作りし、診断記録館には色とりどりのカードが飾られた。

医師の堀之内雅人(54)は「AI診断は、人と人との間に壁ができると不安でしたが、祭りを通して逆に心を近づけてくれた」と語る。当日はパレード形式で“AI先生”のアイコン付きロボットがお菓子を配り歩き、電子カルテ端末に患者からのリクエストソングが流れるなど、入院患者・家族も参加して笑い声が絶えなかったそうだ。

SNSでは「医療にAIが入っても、優しさは増やせるんだね」「知らない人とAI先生を介して友だちになりました」など、温かな反響が相次いだ。生成AI開発リーダーの斉藤ブルーノ(38)は「患者さん一人ひとりの物語に寄りそえるAIを目指したい」とコメント。これからも、医療技術と人との間には“ありがとう”の気持ちが満ちた絆が広がり続けそうだ。

コメント

  1. うちの子も入院生活が続いていたので、こういう温かいイベントはすごく素敵だなと思います!AI先生が子どもたちの好きなものを覚えてくれるって、まるで本当のお友だちみたいですね。医療現場にもこういう優しさが広がると嬉しいです。