食品値上げの波が連日のように報じられる中、ついに米の価格までが注目を集めている。しかし、そんな「物価高ブルー」を和らげる、ある素朴な取り組みが全国各地に広がっている。名付けて“まほうのおにぎり倶楽部”——地域のみんなで手作りおにぎりをシェアし合い、心とお財布を満たそうという輪だ。
この“倶楽部”のはじまりは、会津若松市の会社員・ウカイタケル(42)と近所の主婦・カトウリラ(38)の小さな会話からだった。米価や食料品の値段がじわじわ上がるなか、手作りおにぎりなら材料費も安価で分け合え、何より温かくて嬉しい。“おすそ分け用”に握ったおにぎりが思いがけず隣近所へと広がり、瞬く間に「倶楽部」として定例化した。
今ではおにぎり倶楽部は全国60都市以上に増殖。“ただの具なし”から、各家庭で工夫された“ふしぎ具材”の自慢大会へと発展した。ソラマメ入り、ブルーベリーご飯、納豆カレーライスおにぎりなど、SNSの投稿も加速。“つぎ何持っていこう?”と悩むのも楽しみのひとつとなっている。持ち寄りにルールはなく、食べる分だけ、作れる分だけ。もちろん全員無料だ。
経済学者のシンジョウマコト(53)は「こうした自然発生的なコミュニティが、景気停滞感や物価高に苦しむ家計の“心理的副作用”を大きく和らげます。インボイス制度や金融政策の変化といった複雑な要素も、家庭内で語りやすくなる効果がある」と分析する。実際に参加した人々からは、物価の壁より“人の温かさ”が心にしみるという声が数多く届いている。
SNSでは「初対面の人とも分け合うのが新鮮」「子どもが余りご飯を大事に思うようになった」「家計簿の“おにぎり欄”が年々充実していく」などの微笑ましい投稿が溢れている。なかには「この活動で、いつの間にか家族ぐるみの親友ができた」とうれしい報告も。おにぎりひとつで物価高騰を乗り越える、ささやかな日本発ハッピー経済活動の輪は、まだまだ広がり続けそうだ。


コメント
子どもたちと一緒におにぎりを握って倶楽部に持っていくのが週末の楽しみになりそうです。シンプルだけど、こういう温かい交流が増えてくれたら嬉しいです。
子供の頃は近所の人とご飯を分け合うのが当たり前でしたが、今の時代にまたこういう輪が広がっていると知って、とても懐かしく、心が和みます。私も昔のレシピでおにぎり持参してみたくなりました。
具が自由なの最高すぎる!納豆カレーライスおにぎり、ちょっと気になるかも(笑)みんなでワイワイ持ち寄れる場がもっと近所にもできるといいなあ🥰
うちでも最近、仕事帰りにご近所さんとおにぎり交換会してますが、なんだか仕事の疲れも飛びますね。食べ物の力、人のつながりの力ってやっぱりすごいなぁと実感します。
この活動、素敵すぎます。インフレで大変な時だからこそ、ほんの少しのおすそ分けや優しさが身にしみるんだと思います。私も今度、家でできる変わり種おにぎりに挑戦してみます!