笑顔をつなぐ町のエアロバイク習慣 エッセンシャルオイルと共に健康革命

公民館の一角でエアロバイクを並んで漕ぐ住民たちが、朝のやわらかい光の中で笑顔を見せている様子。 健康法
緑ヶ丘団地でエアロバイクを囲み、住民たちが笑顔で朝のひとときを楽しんでいます。

運動不足やストレスが気になる今、愛知県東部の住宅街「緑ヶ丘団地」では、住民たちが思わず微笑んでしまうユニークな健康法が広がりを見せている。その名も「スマイル・バイク・モーニング」。朝の光の中、誰もが参加できるこの習慣では、エアロバイクを漕ぎながら、エッセンシャルオイルの香りと地域の笑い声に包まれる心温まる時間が日課となっている。

「緑ヶ丘団地」の新しい健康革命は、主婦の守谷真理子さん(41)の思いつきから始まった。仕事や育児で体を動かす時間もない、でも自分だけで黙々と運動するのも続かない――そんな悩みを住民同士の会話で共有していたところ、古くなったエアロバイクに着目。「これをみんなで使ったら楽しいのでは?」と地域の掲示板で呼びかけた。すると、参加希望者が続出し、会場となった公民館の一角にはエアロバイクが数台ずらり。さらに、アロマセラピストの資格を持つ山口彬さん(58)が、エッセンシャルオイルを活用したリラクゼーションタイムを加えてくれた。

毎朝8時、集まった人々はエアロバイクに並んで乗り込む。ペダルを回しながら、山口さんがブレンドしたラベンダーやベルガモット、CBD入りのオイルを焚くことで、運動で流れ出た汗とともに心もデトックスされる。子育て中の母親同士が「昨日の夕飯何作った?」と情報交換したり、高齢者たちが昔話で盛り上がったり――笑い声は自然と絶えない。守谷さんは「みんなの笑顔を見るだけで元気になれる。運動が楽になったし、ストレスも軽くなりました」と微笑む。

健康効果も確かだ。実際、半年間続けた高橋一誠さん(会社員・52)は「体脂肪率が2%下がって、仕事中も腰痛が気にならなくなった」と語る。医療機関で働く松尾佐智子医師(43)も「軽い有酸素運動と良質な香り、そして地域のつながり。この3つが肥満予防やリラクゼーション、メンタルヘルスの観点からも理想的」と太鼓判を押す。SNSでも「#スマイルバイク」「#エッセンシャルオイル健康法」のハッシュタグとともに、感謝や笑顔の写真が次々シェアされている。

地域の子どもたちも参加できるよう、週に1度はジュニアタイムも設けられた。ペダルの回転数を競い合ううちに身体を動かす楽しさを体感、中には「学校に行く前のWake Upタイムになった」という声も。最近では、住民の手作りによる「バイクを漕ぐと香りが自動で広がる装置」も誕生し、さらに人気に拍車がかかっている。参加者全員にもれなくオリジナルブレンドブレスレットが進呈されるなど、地域発のコミュニティケアと健康づくりの輪は、今も静かに、そして優しく広がっている。

コメント

  1. 子育てと家事で毎日バタバタですが、こんな素敵な朝の時間があったら本当に助かりますね!エアロバイクもみんな一緒なら続けられそう。子どもも一緒に参加できるのが嬉しいです。緑ヶ丘団地の皆さんがうらやましいです!

  2. 若い頃は運動好きでしたが、今ではなかなか一人ではできません。でも皆さんと一緒ならおしゃべりも楽しめて、香りにも癒されそうですね。参加してみたくなりました。こういう優しい取り組み、全国に広がればいいですね。

  3. 正直、朝はギリギリまで寝ていたいタイプだけど、香りの中でバイク漕ぎながら友達と話せるのはちょっと楽しそう。Wake Upタイムって、学校行く前にテンション上がりそうだし、体にも良さそう。

  4. 自分は仕事で帰りが遅いので普段朝集まるのは難しいですが、皆さんの朝の明るい声が聞こえてくると、なんだか元気をもらえます。住んでる町がどんどん明るくなるのって素敵ですね。

  5. こんなアイディアが生まれるなんて、やっぱり人がつながる力はすごいですね。エアロバイクとアロマなんておしゃれ!ちょっと真似して自宅でもやってみたくなりました。癒されて健康になれる取り組み、応援してます!