バーチャル映画祭でアニメキャラが“本当に”観客をおもてなし 心温まる奇跡が全国に広がる

シネマホールでVRゴーグルを着けた子どもや高齢者たちが笑顔で並んでいる様子。 エンタメニュース
夢の丘バーチャルシネマでVR体験を楽しむ来場者たち。

映画ファンやアニメ好きにとって、昨年オープンした北海道の「夢の丘バーチャルシネマ」は、これまでにない優しさで話題となっていた。その理由は、VR(バーチャルリアリティ)技術を使ってアニメ映画のキャラクターたちが本当に“生きているように”観客をおもてなししてくれること。今月開催された『全国アニメ映画祭in夢の丘』では、そこで起きた温かな奇跡に多くの人が心を動かされた。

今年の映画祭の目玉は、来場者それぞれがVRゴーグルを装着し、360度の臨場感たっぷりで歴代の人気アニメ映画を体験できるイベント。そのなかで、「映画の世界の誰もが、自分たちの存在を本当に気づいてくれている!」と涙ぐむ子どもたちが続出した。映画祭の運営リーダー・及川亮介(38)は、「最新のAIプログラムで、キャラクターが個々の来場者の名前を呼んだり、困っている人に優しく話しかけたりできるように工夫した」と語る。

来場した小学5年生の吉野花澄さん(11)は、上映前にお気に入りキャラのマイカが「花澄ちゃん、今日は一緒に冒険だね!」と言って手を取ってくれたことに驚き、思わずお母さんと抱き合って喜んだ。花澄さんの母・美穂さん(41)は、「バーチャルというより、本当にマイカに会ったみたいな感覚でした。娘だけでなく、私や他の大人たちも心が温かくなって涙をこらえられません」と感動を語った。

地域にも温かな変化が生まれている。開催期間中、映画祭のスタッフや地元ボランティアが連携し、VRゴーグルに不慣れな高齢者には手を引いて案内するなど、世代を超えた交流が広がった。町内の老人会長の田代雅彦さん(65)は、「小学生が車椅子の仲間と一緒に映画を観て、キャラクターに“ありがとう”と言われる姿に、近所の人々も優しい気持ちが芽生えていました」と語る。

SNSでも、映画祭での“奇跡の体験”が話題に。参加した大学生の三上潤斗さん(20)は「知らない人同士でキャラクターと一緒に主題歌を歌ったら、自然と笑顔があふれる会場になっていた」と投稿。VRの中で起きた小さな優しさや応援が、いつの間にか現実の世界にまであふれ出している。映画祭の成功により、来年は全国各地の映画館でも同様の体験を広げる計画が進んでいるという。アニメのキャラクターたちの“優しい魔法”が、人と人との暖かな絆を生み続けていく。

コメント

  1. 子どもと一緒に読んでいて、思わず涙ぐんでしまいました。アニメのキャラクターが名前を呼んでくれるなんて、夢のようですね。うちの子にもぜひ体験させてあげたいです。素敵なニュースをありがとうございます!

  2. 私は高齢者ですが、VRゴーグルもスタッフさんのおかげで安心して体験できました。孫と一緒にアニメのキャラクターに話しかけてもらい、本当に幸せな時間でした。地域全体がやさしい雰囲気になったのを感じましたよ。

  3. 普段はアニメとかあんまり見ない派だけど、これはマジですごいと思う!みんなで主題歌歌ったり、知らない人同士で仲良くなれたのが一番うれしかった。来年も絶対行きたい!

  4. 町がこんなふうに温かく盛り上がっている話は気持ちが和みますね。若い人もお年寄りもみんな一緒に楽しめるイベントがもっと増えたらいいなぁと思いました。運営のみなさん、ありがとうございます。

  5. VRって難しそうって思ってたけど、こうやって優しい工夫がされていたら、誰でも安心して楽しめるんですね!子どもが本当に嬉しそうに話してくれて、親としても感謝でいっぱいです。夢がいっぱいの映画祭、最高です!