朝焼けの街角で、ラトビアの高齢者施設から届いた一通のメールが、バーチャルYouTuberたちの世界に新たな奇跡をもたらした。今年の夏、世界12カ国31人の海外勢VTuberが声と想いを重ね、世界初となる「ハルモニア合唱歌枠プロジェクト」を開催。AI声合成と最新トラッキング技術の力で、言葉も時差も超えて心温まる音楽の輪が生まれた。
このプロジェクトの発起人は、フランスの人気VTuberであるクロエ・ベルナーデット(28)。母国の伝統的な子守唄を配信で披露した際、視聴者から「世界中のおばあちゃんの歌声を聞いてみたい」とリクエストがあったのがきっかけだった。クロエは「世界のVTuberがそれぞれの“癒やしの歌”を集め、誰もが安らげる配信イベントを創りたい」と構想。各国VTuberやバーチャルアーティストに声をかけ、プロジェクトが動き出した。
この取り組みの注目ポイントは、AIによる同時翻訳機能付き音声合成。同じメロディーに、参加者たちの母国語や地域の伝統節を重ねていくことで、時に31か国語、時に幻想的な和声となって、聞く人の心を優しく包み込んだ。ソウルのVTuberソヒ・キム(22)は「オンラインであっても、身体ごと音楽でつながる不思議な感覚。リスナーの笑顔が世界中のチャットに溢れて、胸が熱くなりました」と語った。
配信プラットフォーム最大手の協力で実現した3Dお披露目ライブでは、バーチャル空間の特大ホールに、各国の伝統衣装を身にまとったVTuberたちが一堂に会した。AIトラッキング技術のおかげで、彼らの動きや表情がリアルタイムに細やかに伝わり、配信を見守る人々もまた、海外勢の切り抜きクリエイターたちと一緒にチャットで自国流の拍手や応援スタンプを送り合った。
イベント終了後、SNS上では「まるで地球がひとつの村になったみたい」「自分の国の歌を、初めて世界に知ってもらえてとても誇らしかった」といったコメントが相次いだ。ウルグアイ在住の小学生(10)は「画面の向こうと手をつなげた気がした」と感激のメッセージを寄せている。運営チームは今後、合唱音源をもとに“癒やしのサウンドボックス”を世界中の高齢者施設や病院へ届ける計画だという。バーチャルの歌声が生み出す新しい連帯が、国境も年齢も超えて優しく広がり続けている。
コメント
子育て中で毎日バタバタしてるけど、こうしたニュースを見ると本当に心がほっとします。子どもも一緒に配信を見て、大好きなVTuberさんたちが世界中とつながって歌っているのにワクワクしていました。今度はぜひ親子で聴ける歌枠のイベントもやってほしいです!
私は昔、合唱団にいたことがあるので、みんなで歌う喜びがよくわかります。バーチャルであっても、国も世代も超えてひとつになれるとは、すごい時代になりましたなぁ。これなら、歌えなくなってもまた心は皆と一緒に歌える気がして、勇気をもらいました。
こういう取り組み、すごく素敵だと思いました!語学勉強中なので各国の歌や言語も気になったし、AIのおかげで世界がつながっている実感がもてて感動。普段はゲーム実況しか見てなかったけど、もっと歌枠にも注目してみようと思います。
普段はあまりVTuberとか知らないけれど、孫に教わって一緒に見てみました。みんなの歌声に元気をもらえて、とても明るい気持ちになりましたよ。いろんな国の衣装や歌もきれいで、世界中が仲良しになれそうな、夢のあるニュースですね。
いや〜、本当にこういうプロジェクトは素晴らしいですね!正直、初めは半信半疑だったけど、配信で多言語のハーモニーが聴けて、終始鳥肌でした。AIと人のコラボで生まれる新しい音楽、これからもどんどん挑戦してほしい!