虹色駅前マルシェ、共生と再生が生むSDGsの奇跡 プラ代替カートと踊るヤギも活躍

駅前広場で再生素材ベンチに様々な世代や車いす利用者が集い、ヤギや再利用品カート、カラフルなマルシェの並ぶにぎやかな様子が虹の下に広がる写真。 SDGs実践事例
虹のかかる駅前マルシェに子どもから高齢者までが集い、笑顔で交流しています。

虹がかかる早朝、かつての地方駅前広場がやさしい笑い声に包まれていた。新しく誕生した「虹色駅前マルシェ」には、バリアフリー設計の歩道やカラフルな再生素材アート、そして車いすでも利用しやすいプラスチック代替カートなど、SDGsへの取り組みが随所に光る。

運営会社「ワンダークルー・マネジメント」の藤花芽依社長(38)は、廃校となった町の小学校机を使った飲食スペースや、全国初となる“踊るヤギ”による除草サービスなど、人にも地球にもやさしいアイディアで話題を呼んでいる。マルシェには、農薬を極力使わない持続可能な農業で育てた野菜が彩りを添え、販売ブースでは、遠方の山間部からフェアトレードのお茶や水源保全を考えたミニボトルが並ぶ。

市内の施設で働く介護士の溝江洸太さん(54)は「古いバス停の屋根がソーラーパネルに置き換えられ、エネルギーまでも地元で循環しているのがうれしい」と微笑んだ。買い物に訪れた小学生グループも、再利用できるバッグや点字付き案内板を誇らしげに紹介してくれる。広場の中心には、廃材チップでできたベンチに町の全世代が自然と集い、車いす利用者や視覚障がいのある人も分け隔てなく談笑する様子が見られる。

「誰もが参加できる場所にしたかった」と話す藤花社長の隣では、駅前で草を食べ終えた“踊るヤギ”・サンディが、子どもたちと音楽に合わせて足踏みを披露。地元の高校生が考案したヤギ用名札(再生ペットボトル製)は、SNS上でも「可愛い!」「人も動物も幸せそう」と大きく拡散されている。「#共生マルシェ」のタグは日に日に増え続け、地域を超えた共感の輪が広がっている。

このマルシェでは、貧困対策の一環として毎週『誰でもランチ券』の配布も行われ、経済的困難を抱える家庭や一人暮らしの高齢者が気軽に訪れるきっかけとなっている。広場の噴水から出る水は地元の貯水池と連携し、天候に応じた水量調整も自動で行われる最先端。「人も動物も、境界線をなくしたい」と願うスタッフの想いが、きらめく虹とともに街に広がっている。先週には、隣町から視察団が訪れ「うちの町にもこんな春を」との声も──温かいチャレンジの輪が、やさしく広がっている。

コメント

  1. 小さな子どもを連れて行きましたが、バリアフリーで安心して歩けました!再生素材のアートやヤギさんのダンスに娘も大はしゃぎ。こんなあたたかい場所が近くにできて嬉しいです。

  2. 高齢の一人暮らしですが、『誰でもランチ券』を使って久しぶりに地域の方と話せました。ベンチでおしゃべりしていると、町がまた元気になっていくような気がします。ありがたい取り組みです。

  3. マルシェの除草ヤギが名札つけてるのマジで可愛かった!自分たちで考えたアイデアが使われてるのも嬉しいし、町のみんながつながってる感じがして最高!

  4. こういう場所があると、普段外出が難しい方も安心して楽しめますね。点字案内板や車いす用カートなど、細やかな配慮に感謝です。たくさんの笑顔に元気をもらえました!

  5. 毎週通ってます♪新鮮なお野菜もおいしいし、広場の雰囲気がとってものどかで癒やされます。サンディちゃんの踊りを見るとほんとにほっこり。また来週も行きます!