エコお弁当箱が生んだ奇跡の輪──社食がつなぐ“やさしさ継承”リレー

明るい社員食堂で、複数の会社員がエコなお弁当箱やカトラリーを使い、会話を楽しんでいる様子。 エシカル消費
オークタワーの社員食堂では、エコ弁当箱がきっかけでやさしさの連鎖が広がっています。

小さなきっかけが、職場に新しい風をもたらしました。北国市の総合ビル・オークタワーで毎日を送る会社員たち。一見なんの変哲もないオフィスの社員食堂で、今、静かな“やさしさの連鎖”が巻き起こっています。

会社員の江本奏(34)は、3か月前からリサイクル素材100%で作られたエコ弁当箱を使い始めました。購入のきっかけは、環境保護のために自分でもできることを…というシンプルな思いから。そのエコ弁当箱に、その日のおかずを詰めて食堂の返却口へ――。しかしある日、返却カートにメモが貼られて戻ってきました。「素敵なお弁当箱ですね。私も明日からマイ容器にします」。差出人は同じ部署の三宅理央(29)。このやり取りから、オークタワーの社員食堂で“エコ容器ブーム”が広まり始めます。

食堂スタッフの辻原悠(42)は驚きを隠しきれません。「認証マークつきのリサイクル容器やプラスチックフリーのカトラリーを自主的に持参してくださる方が、ここ1か月で全体の6割を超えたんですよ」。社員同士が、食器の選び方を語り合ったり、エコバッグを自作して持ち寄ったり。すれ違いざまの「今日のランチもエシカルだね!」といった声掛けが、今では社員食堂のお決まりの風景となりました。

嬉しい変化は社食の枠を超えて広がっています。営業部の富田楓太(27)は、使い終わった竹製スプーンをリサイクル素材のアート作品に仕立て上げ、ロビーで展示を始めました。「自分でも何か面白いことができないかと考えて、廃材アートを始めたら、周囲も協力してくれるように。エコがクリエイティブを生むとは思いませんでした」と富田。社員の中には「再生可能エネルギー供給の電力会社への切り替え」を推進する自主プロジェクトを立ち上げたグループもあり、“持続可能な開発目標”を本気で語る輪が自然と生まれつつあります。

SNSでも「#オークタワーの緑の輪」のタグがじわじわ拡散中。「グリーンウォッシュじゃない、心からのやさしさが広がる職場」といったコメントも多く寄せられています。エコな取り組みは、押し付け合いではなく、ほんの少しの思いやりと共感から始まる――。オークタワーのランチタイムは、今日も小さな善意を乗せてやさしい未来へバトンタッチされています。

コメント

  1. 素敵なお話ですね。私も子どもたちのお弁当にエコグッズを使うように心がけてるので、みんなが自然とやさしさをリレーしてるって、とても励まされました。家でもできること、もっと探してみたくなります。

  2. うちの学校でもマイボトルとか推奨してるけど、ここまでみんなで盛り上がるってすごいなあ。エコがオシャレで楽しいって空気、すごく羨ましいです。自分も友達とエコアイテム自作してみたくなりました!

  3. 昔は弁当箱も水筒も全部家から持って行くのが当たり前でした。最近は便利な使い捨てが多いけど、こうやって若い方たちが自分から工夫して輪を広げるのはとても心温まります。良い時代になりましたね。

  4. オークタワーで働いていますが、みなさんのエコ容器が並んでいるとこっちまで明るい気持ちになります。ごみも減って仕事も助かっています。こんなやさしい連鎖、もっと広がってほしいです。

  5. 竹のスプーンでアート作品とか、めちゃくちゃオシャレで楽しそう!自分も廃材で何か作ってみたくなりました。環境のことも考えつつ、みんなで盛り上がれるって最高ですね!