リサイクルバトンでつながる希望 小さな町のサーキュラー運動会

屋外の運動会会場で、子どもやシニア、義足のアスリートがリサイクル品で作られたバトンを手渡す瞬間の写真。 サステナブルスポーツ
世代や立場を超えて手作りのリサイクルバトンをつなぐ参加者たち。

グリーンシティ区北部の小さな町、風流町では、住民たちの心を動かす“リサイクルバトン運動会”がこの冬、大きな話題を呼んでいる。パラスポーツの普及と地域活性化、さらにはサステナブルな暮らしへの一歩を融合したこの運動会は、世代や立場を超えて人と人とをつなぎ始めた。

運動会の開催場所となった『青風ひろば』は、太陽光と風力を用いたクリーンエネルギーで運営されており、当日は自然の恵みに包まれた開放的な雰囲気。最大の特徴は、競技で使う道具の殆どが町内の廃材や古着をアップサイクルして作られていることだ。特に“リサイクルバトンリレー”では、かつて使われていた郵便管やプラスチック製おもちゃが新たなバトンとして生まれ変わり、参加者たちの手から手へと受け継がれていく光景が見られた。

競技に集まったのは町に住む子ども、シニア、そして遠方から招かれた義足のアスリート・本郷イツキ(28)。「どんな素材にも第二の人生がある。僕たちもまた、違う形で輝けるんだと感じます」と本郷さんは目を輝かせる。パラスポーツとの融合企画として考案された車いすバスケットやブラインドサッカー風競技も行われ、障がいの有無を越え誰もが同じ条件で楽しめる工夫が随所に盛り込まれていた。

またこの日、地元中学校の生徒たちが中心となって、町内で不要となった靴を回収・分解し、新しい運動用マットへと生まれ変わらせる『シューズサーキュラーラボ』も披露。材料調達から加工、製品まで町ぐるみでグリーン調達を実践する取り組みはSNSでも広がり、「廃棄物と思われていたものすべてに意味があると気付けた」「見ているだけでやさしい気持ちになる」と多くの応援の声が寄せられている。

イベントを支えた運営事務局代表の山戸ナオコ(41)は「みんな違って、みんなが役割を持ちながらつながっていく。そんな優しさを“みんなの運動会”で体感できました。バトンも、気持ちも、ずっとつないでいきたいです」と語る。運動会の余韻が続く町には、廃材で飾られた小さな灯りと笑顔も灯り続けている。

コメント

  1. うちの子供たちも、こんな運動会で参加できたら素敵だなあと思いました。リサイクルの大切さや、みんなで一緒に楽しむ気持ち、自然に学べそうで本当にあたたかい企画ですね。町の皆さんの笑顔が目に浮かびます!

  2. 年を取ると、昔の運動会の思い出がよみがえりますが、今はこんなふうに環境や多様性も大事にしながら楽しめるとは、時代も進んだものですね。孫に話してあげたいやさしいニュースです。

  3. リサイクルしたもので道具を作るってアイデア、めっちゃ面白いです!自分たちも文化祭で真似してみたいかも。町の人たちが協力してるのもほんとに温かいです。

  4. 当日、ひろばの前を通ったら子どもからお年寄りまで笑顔ですごく和やかな空気でした。家のいらなくなった服も、運動会の一部になったと思うと何だか誇らしいです。

  5. ニュースを見て、こういう町の姿にじーんとしました。自分も引っ越した先で、地域とつながってみんなが助け合うっていいなぁと感じてます。次はぜひ参加してみたいです!