虹色キッチンで国境を超えて——オンライン“グローバル料理日曜会”が育む笑顔の輪

複数の家庭のキッチンがビデオ通話画面に並び、人々が笑顔で料理している様子の写真です。 多文化交流
オンラインで世界中の家庭が笑顔でつながる虹色クッキングサンデーの一場面。

テーブルの上に、異国の香りが広がる。毎週日曜の夕方、世界各国の人々が自宅のキッチンをバーチャルに繋ぎ、それぞれの伝統料理を一緒に作るオンラインイベント「虹色クッキングサンデー」が話題を呼んでいる。画面越しに飛び交う「できたよ!」の声と、思わず笑顔がこぼれる共同作業。キッチンから始まるこの多文化交流は、小さな“平和のテーブル”として広がっている。

「虹色クッキングサンデー」は、語学講師の小谷アンジェラ(34)が、世界中の知人ともっと深く繋がりたい——そんな思いから始まった。スタートは、彼女の自宅キッチンから友人数人へのビデオ通話だった。それがSNSで話題となり、現在は月ごとに異なる国をテーマに世界中から延べ500人以上が参加。“一緒に作る”という体験を介して、それぞれの家庭や文化の物語が語られる場となっている。

参加のハードルを下げるため、多言語対応スタッフやリアルタイム翻訳AIがサポート。日本語、英語、スペイン語、アラビア語など10ヶ国語以上で進行される。回によっては、“手話で作るフランス菓子”チャレンジも実施され、言語や聴覚の壁も楽しい工夫で乗り越えている。小谷さんは「不思議なことに、一緒に野菜を切ったり煮込んだりするだけで、国も世代も違う人たちが心で通じ合えるんです」とにっこり。

回を重ねるごとに、思いがけない友情とドラマも生まれている。南米在住のカミーロ・ロペスさん(21)は、「他の国の“おふくろの味”を知れただけでなく、僕の祖母・マリア(67)が画面越しに日本の高校生にチリの家庭料理を教えて“孫友”になったのは最高の思い出」と話す。また、難民の少女ファティマ・ハディッド(11)が初めて自分の家族レシピを紹介した回では、全員が拍手と涙。SNSでは #みんなの台所 というハッシュタグで無数の温かなエピソードや、再現した料理の写真が共有されている。

この取り組みは自治体や学校との連携も始まり、遠隔地の小学校同士や、シニアコミュニティと留学生グループがペアで参加するなど新しい展開をみせている。「次はどんな味、ことば、笑顔に出会えるのか楽しみ」と参加者の声は尽きない。人と人とをキッチンで繋ぐ虹色の架け橋——それぞれの家庭の食卓から、平和の小さな灯りが世界に広がり続けている。

コメント

  1. 子どもと一緒に他の国の料理を作るなんて、想像しただけでワクワクします!食卓から世界を感じられるなんて素敵ですね。ぜひ家族で参加してみたいです。

  2. 最近ひきこもりがちだったけど、こういう温かい企画があると気持ちが前向きになります。うちのシニアクラブでもぜひ教えたいと思いました。年齢や国も関係なく、つながれるって素晴らしい。

  3. 大学で異文化交流に興味があったので、こういうイベントって本当に羨ましいです!国際的な友達も作れて料理も学べるなんて一石二鳥✨ 今度SNSで#みんなの台所をチェックします!

  4. うちの隣も時々いろんな国の料理の香りがしてくるけど、みんなでオンラインで一緒に作る時代なんですね〜。料理で仲良くなれるって平和なニュースで、読んでてほっこりしました。

  5. 実際に参加したことはないけれど、ハッシュタグを見てるだけで心が癒されます。言葉も文化も違っても、一緒にごはんを作る時間が温かなつながりになるのですね。小谷さん、素敵な活動をありがとうございます!