森のキャビンが“世代間オフィス”に変身 小学生からシニアまでが共働きで生まれる奇跡

森の中のキャビンで、小学生からシニアまで多世代が木のテーブルを囲んでノートを書き合っている様子の写真。 働き方改革
世代を超えた参加者たちが、明るい森のキャビンでアイデアを共有し交流する日常のひとコマ。

青葉の風が心地よい春、北林県のミドリ山脈に静かに佇む10棟の森のキャビン。これらが今年、新しい“世代間ワーケーション・オフィス”として生まれ変わり、注目を集めている。小学生からシニアまで幅広い世代が同じ屋根の下で仕事や学びに取り組む、夢のようなプロジェクトが動き出した。

この取り組みの発起人は、コミュニケーション・デザイナーの田原美郷(46)。以前からフレックスタイム制やリモートワークに関心を持っていた田原は、「せっかく自由な働き方が進んだのに世代や所属で区切るのはもったいない」と考え、老若男女が自然に集まれる場を作ろうと考案。森の持ち主である陶芸家の佐根口昭三(72)、地元の小学生8名と大学生のボランティア、さらにリモート勤務の会社員やリタイアした元教師、農業従事者など計30名が集まり、各自のライフスタイルと得意分野を生かした新しい“共働き”が毎日繰り広げられている。

施設内ではユニークなコミュニケーションツール「木霊ノート」が大活躍。可愛らしい木の小箱に入ったノートを使い、初対面同士が“朝のお題”でアイデアを書き合うのが日課だ。例えばある朝のお題は『今一番びっくりした仕事道具』。小学生の伊野七海さん(10)は「AIおしゃべり鉛筆」と元教師の川端正隆さん(68)が持参した「百年日記」を驚いたと記し、そこから世代を超えた会話が自然に生まれた。

昼休みにはキャビンそばの小川でシニアたちが仕掛けた流しそうめんに、在宅ワーカーのプログラマ、大学生インターン、小学生たちが一斉に集まる光景も。仕事や勉強の合間に木陰で一緒に差し入れの焼きたてパンを頬張り、夕方にはみんなでオンライン絵本の音読会を開いたり、小さなプログラミング教室が始まったりと、まるで“職場”と“居場所”が融合したような日々だ。

SNS上でもこのユニークなオフィスへの共感の声が後を絶たない。「ここの日常は、仕事の効率だけでなく、人生を豊かにしてくれる発見がある」「自宅・カフェ・学校とは違う“全世代の居場所”がまさにここにある」と参加者たちがつぶやく。田原さんは「来年は近隣の小学校と連携した“親子ワーケーション週末”の開催も計画中」と話す。森のキャビンが生み出したこの新しい絆は、働き方改革の可能性をさらに優しく広げてくれるかもしれない。

コメント

  1. 子育て中のママです。こんな場所が近くにあったら子どもを連れて毎日でも通いたいです!世代を超えて学べるなんて、子どもだけじゃなく私自身も刺激になりそう。素敵な発想にほっこりしました。

  2. 還暦を超えたシニアですが、小さな子どもたちや若い方たちと一緒に過ごせる場所は本当に貴重です。みんなで流しそうめん、まるで昔話のようですね。私も参加してみたくなりました。

  3. めちゃくちゃ楽しそう!正直、大学のオンライン授業よりこういう場所でリアルにいろんな人と関われる経験の方が、ずっと大事だと思います。生まれた時代や環境に関係なく一緒にワークできる…未来だなあ。

  4. 近所に住んでいます。こういう明るいプロジェクトが森で行われていると聞いて、なんだか心が温かくなります。地域みんなの居場所って、時代に関係なくやっぱり嬉しいものですね。

  5. きどくのおじいちゃんやプログラマのおにいさんといっしょにべんきょうできるなんて、たのしそう!ぼくの学校にもこんながあったらいいのに。パンもたべたいです!