町のYouTuber、全員参加で“幸せ共有チャンネル”誕生──おばあちゃんも初収益化に感涙

公園の木のテーブルを囲み、スマートフォンやカメラを手にアイデアを話し合う幅広い年代の町の住民たちの笑顔の集合写真です。 YouTubeエンタメ
町の住民たちが世代を超えてYouTube動画のアイデアを語り合う温かなひととき。

ある夏の終わり、小さな町ミツヤマで思いがけないYouTube企画が話題を呼んでいる。“町のみんなで一緒に幸せを発信しよう”と、年齢も職業も異なる住民20人が手を組み、「みんなでハッピー共創チャンネル」を開設。まるで町全体がオフ会のような温かな輪が広がっている。

中心となったのは、地元ベーカリー勤務のタケイシ義男(34)。「大切な人に観てもらいたい日常を記録したい」と始めた個人チャンネルをきっかけに、近所の子どもやお年寄りまで“自分もやってみたい!”の声が相次ぎ、それならばと合同チャンネルを発起した。最初の動画タイトルは『ミツヤマ町で一番大きなおにぎり作りに挑戦!』。再生回数こそ控えめだったが、町内で話題沸騰となった。

毎週金曜日は“みんなでアイデア会議”と称したリアル集会が開かれ、「おすすめの簡単パンレシピ」「みんなの家の動物自慢大会」「春の桜並木をドローン撮影」など、子どもからシニアまでが自分の提案に目を輝かせる。動画再生リストも住民投票で都度更新されるため、“町の人気企画ランキング”が自然発生。視聴者コメント欄には「次は自分の家の畑も映して!」「郵便局の猫に密着してほしい」など期待の声が溢れる。

特に町の最年長、野々宮スエ(82)は初出演でスマートフォンを手に「おすすめの漬物の漬け方」を披露。これがなんと全国から問い合わせが殺到し、なんと収益化の基準も一挙にクリア。スエさんは「まさか自分がYouTuberになれるなんて」と涙しつつ、近隣のお年寄り仲間にも撮影方法を教え歩いているという。

収益化で得た資金は町の“みんなのひなた広場”維持や、子どもたち用の動画編集パソコン購入に充てられた。高校生のイサワ未来(17)は「自分の動画が誰かの楽しみになって嬉しいし、オフ会でみんなと本当に会えるのが幸せ」と笑顔。町の専門家として動画アドバイザーを務める大学教員のサガエ康生(41)は「住民参加の“じぶん発信”は、地域の絆を強くする新しいメディアモデル」とその意義を語る。

SNSでも「この町のYouTube企画、ずっと見ていたい」「真似して自分の町でも始めたくなった」といった共感の声が後を絶たない。“みんなで作る動画”が、ミツヤマ町にささやかな幸せと笑顔を運び続けている。

コメント

  1. すごくあったかい話題ですね!小学生の娘と一緒にチャンネルを見て笑っています。おばあちゃんが収益化できたニュース、家族で拍手しちゃいました。うちの町でもこんな企画があったら参加したいなあ。