小学生発案の“うたう木蓄電池”が奇跡の森を再生──音楽とエネルギーで広がる笑顔の輪

森の中で子どもたちと大人たちが大きな木の周りに集まり、楽しそうに歌いながら自作の装置とやさしい光のランプが見える様子。 環境技術
歌声と木のエネルギーが森に新たな灯りと笑顔をもたらしています。

四国山地のふもと、緑豊かな高知県や徳島県にまたがる小さな集落・天志村で、全国の科学者たちも驚く心温まる環境技術が誕生しました。発案者はなんと小学5年生の竹原瑠衣さん(11)。彼女が考えた“うたう木蓄電池”が、歌と電気の力で荒れた森を元気にし、村の人々に新たな希望を届けています。

始まりは、冬の理科クラブでの自由研究でした。竹原さんは、落ち葉や間伐材を使ったバイオマス発電と、蓄電池づくりにチャレンジしましたが、森に放置された木を見て「この木で何かできたら森も人も元気になるかも」とひらめきました。偶然、隣町の工房で“音で振動する蓄電素子”を見学したことから「木が歌ったら電気を生むかも」と独自のアイデアを思いついたのです。

早速、竹原さんは父・豪志さん(林業、41)や地元の“わくわく科学サークル”のメンバーと試作を始めました。バイオマスを電気に変える小型発電機と、木の幹の内部に「うたう共鳴板」を設置。村中の子どもたちが週ごとに森へ集まり、みんなで歌ったり楽器を鳴らすと、共鳴板が細かく振動し、わずかですが蓄電池に電力が溜まっていきます。集まった電気は、森に設けられたやさしい光のランプや小さな給電スポットに生まれ変わり、EV自動車やスマート農機の充電にも使われています。

「木に歌を覚えさせよう」と始まったこの取り組みは、間伐材の有効活用と自然保護、脱炭素社会への一歩を同時に叶えるプロジェクトへと成長しました。村の子どもも大人も一緒に歌い、木と人と電気エネルギーが輪になってつながるこの実験に、SNSでも「#うたう木に会いたい」「森で光る夢みたい」と全国から温かいメッセージが届いています。

国立環境科学研究所の湯川真木子准教授(42)は、「自然とのふれあいから生まれた発想と、実際のカーボンニュートラル技術の融合は世界的にもユニーク。地域の人が主役になって未来を作る、素晴らしいモデルケースです」と語ります。竹原さんは、「みんなで森に歌いにいこうよ。電気だけでなく、自然や友達との思い出もいっぱい蓄電できた」とにっこり。天志村の森は、今もやさしい歌声とあたたかい灯りでいっぱいです。

コメント

  1. うちの子も理科が大好きなので、こんな素敵な発想をした瑠衣さんに心から拍手です!森と人と歌がつながるなんて、本当に夢みたい。子どもたちの未来が明るくなるお話ですね。

  2. 昔は山仕事をしておりましたが、木や森がこうして再び注目されるのはうれしい限りです。歌で森が元気になるなんて、本当に美しい取り組みですな。子どもたちの笑顔が町の宝物ですね。

  3. え、これ真似してみたい!うたって電気生まれるってすごすぎる。うちの学校の科学部でもやれたら楽しそう。森にも優しいとか最強じゃん。

  4. お隣の村のみなさんが、歌とエネルギーで明るくなっているのを見て、こちらも元気をもらいました。いつか自分も“うたう木”に会いに行きます!

  5. 子どもたちと歌うことが森や人の未来につながるなんて、考えただけでじーんとします。小さなきっかけから大きな笑顔が広がる…本当に素敵なニュースをありがとうございます!