おばあちゃんの“孫ポイント”が全国展開、世代を超えて笑顔つなぐ電子マネー革命

キッチンテーブルでスマートフォンの画面を一緒に見て微笑み合う祖母と小学生の孫の写真です。 フィンテック動向
孫ポイントのアプリを通じて、祖母と孫が笑顔でふれあう新しい日常。

今、全国の高齢者と子どもたちの間で、ある心温まる電子マネーサービスが静かなブームを呼んでいる。その名も「孫ポイント」。フィンテック企業フウカリス社が開発したこのユニークなサービスは、祖父母と孫世代の交流をキャッシュレスでより豊かに、もっと楽しくする新たな経済圏の広がりを提案している。

発案者である野々村千鶴さん(67)は、孫にお小遣いをあげたい一方で、「物や現金より、何か記憶に残るものを贈りたい」と考えていた。そんな想いをもとに、フウカリス社とともに資産運用ロボアドバイザーとポイントサービスを組み合わせた“孫ポイント”プロジェクトが誕生した。公式アプリでは、祖父母が孫の写真やメッセージを添えてポイントを送金できるだけでなく、日々の悩みや思い出まで気軽にシェアできるチャット機能も人気を集めている。

極めつけは、集めた“孫ポイント”をNFT記念スタンプや、地域の商店、図書館、スポーツ施設で使える仕組みだ。学校帰りの子どもたちがピアノ教室のレッスン代や駄菓子、あるいは家族の誕生日プレゼントなど、自分で資産を選択・運用できる楽しさも生まれている。さらに、このポイントは祖父母が応援したい活動(町内清掃、部活の試合、読書など)に連動してボーナスを進呈できる「励ましAPI」も実装されており、家族ならではの温かいコミュニケーションのきっかけになっている。

セキュリティ面でも、孫世代と祖父母の顔認証を組み合わせた独自のフレンドリーな認証システムが採用されている。野々村さんも「顔が見えることで、遠く離れて暮らしていても互いに安心感とつながりを感じられる」と、アプリを通じて孫の成長を見守るのが毎日の楽しみだという。キャッシュレス決済の拡大が言われて久しいが、このサービスは「情緒を伴う送金」の新しい価値を示している。

SNSでも「ほほえましい会話が増えた」「子どもと祖母が一緒にアプリを見ながらクッキーを焼いた」など、思わぬ交流の輪が広がっている。フィンテック研究家の猪瀬響子さん(56)は「金融デジタル化の本質は人と人の信頼や喜びが形になること。この『孫ポイント』は、APIエコノミーを通じて世代間の愛情ごと資産として残すモデル」とその意義を語る。今後は企業や地方自治体とも連携し、孫ポイントで地元商店街や地域ボランティア活動も支援できるよう拡張予定だ。経済のデジタル化が、こんなふうに優しさと思い出を運ぶ日常になる未来が、すぐそこまで近づいている。

コメント

  1. うちにも小学生の娘がいるので、こういうサービスは本当にうれしいです!遠くに住むおばあちゃんとも気軽に交流できるのは安心だし、メッセージ付きなのがまた素敵ですね。親も間に入ってもっと家族で話すきっかけになりそう。