小鳥先生たちが森の教室開講 子どもたちが“フードロスゼロ”を実践する日

森の中でリュックを背負った子どもたちが小鳥と一緒にパンの耳や野菜を分け合っている様子の写真。 環境教育
森の教室で子どもたちと小鳥が協力しながらフードロス食材を森の動物たちに分配している場面です。

山梨県北部の広々とした森林地帯で、子どもたちと動物たちが一緒に学ぶ“森の教室”が開催され話題となっている。自然豊かな里山で生まれたこの取り組みは、著しい気候変動に悩む今、環境教育を楽しみながら体感できるプログラムとしてSNS上でも大きな反響を呼んでいるという。

森の教室の主催者は、林業家であり環境推進団体「森環協同組合」の代表を務める岩波さとみさん(45)。「山の役目は木を育てるだけじゃなく、人にも学びを恵んでくれる」と考えた岩波さんは、地元の小中学生23人とともに、普段捨ててしまいがちな朝食のパンの耳や、給食で余った野菜をリュックに詰めて、月1回の“ゼロウェイスト森林学習”を始めた。

驚くことに、森のガイド役を務めるのは、話すことができるカラフルな小鳥たちだ。“コガネアオジ”の兄弟、ミニとゼフィ(どちらも推定3歳)は、子どもたちと一緒にフードロスとなる食材を集めると、それぞれの森の動物たちに仕分けして運ぶ。「これはリスさんのおやつにぴったり!」「柔らかい葉っぱはカブトムシの赤ちゃんへ!」と、小鳥たちが森の各所を案内し、子どもたちは餌やりや自然観察を楽しみながら、生き物の命を守るしくみを学んでいくのだ。

森の教室の人気の秘密は、そのクリエイティブな学習方法にある。ある授業では、落ち葉を使った“森のメニューコンテスト”が開かれ、子どもたちは小鳥たちと協力して、“天然コース料理”を生き物たちのために考案。生ゴミが一切出ない、ネイチャーポジティブな宴となった。また、集めた余剰食材を堆肥として循環させる“エコ発電実験”も行われ、双眼鏡を手にした子どもたちの笑顔が絶えなかったという。

この取り組みを見学した環境社会学者の岩野遼太郎氏(34)は、「森と子ども、そして動物たちが主役になれるESDの理想型。学びは体験から始まり、人と自然、命のつながりを実感することができる」とコメント。SNS上でも「テレビで見て涙が出た」「大人も参加したい!」と大きな反響に。森の教室から巣立った子どもたちが、将来は地球の未来を支える担い手として羽ばたく日も、そう遠くはなさそうだ。

コメント

  1. 子どもが自然の中で学べるなんて本当に素敵ですね!小鳥さんたちがガイドをしてくれるなんて夢のようで、うちの子もぜひ通わせてあげたいです。楽しくフードロスを学べるなんて、親としても大賛成です。

  2. なんともほほえましい話ですなぁ。わたしらの頃は森で遊ぶだけでしたが、今の子たちは森と一緒に学ぶんですね。リスやカブトムシのことも考えられて、時代は進んだもんだと感心しました。

  3. こういう活動って実は子ども向けだけど、大人も勉強になることばっかりだと思う!私もコガネアオジのミニとゼフィと森を案内してもらいたいなあ…笑。こういう交流、キャンパスでも真似してみたいです!

  4. 家の近くでこういう森の教室、やってほしいなー!自然と動物たちと一緒に過ごせるなんて、聞いてるだけであったかい気持ちになります。小鳥先生たちにも会ってみたい!

  5. フードロスの取り組みも素晴らしいですが、生き物と協力して学ぶって発想がほんとに温かいですね。小鳥さんたちが子どもたちの先生になるなんて、まるで絵本の世界みたい。夢が広がるニュースに元気をもらえました!