八ヶ岳に“未来の食卓”集結 国籍も世代も越えた「チームごはん祭」が大盛況

八ヶ岳高原の野外で多世代・多国籍の人々がカラフルな料理で囲む食卓の様子。 食文化多様性
国籍や世代を越えて、八ヶ岳の大自然の中で“未来の食卓”を囲む参加者たち。

梅雨が明けた八ヶ岳高原で、多国籍な料理と新しい食習慣を祝う「チームごはん祭」が開かれ、地元の子どもたちから移住者の高齢者まで、幅広い人々が食卓を囲む光景が話題となっている。会場には色とりどりのプラントベースフードが並び、家庭や国、年代ごとに違う「思い出の味」が大集合。来場者たちは自分だけの“未来の家庭料理”を見つけて持ち帰る、そんな心弾む一日となった。

今年の主催者は、八ヶ岳南麓に移住してきたファヌン・リーさん(36)。かつて母国で学んだ伝統料理と、日本で触れた発酵文化、さらには最近注目のグローバルなプラントベースフードを融合した「三つの国の白菜寿司」が、参加者の間でひときわ話題に。リーさんは『ふだんは違う食卓を囲む私たちが、一緒に料理を作ると心の壁まで消えていきます。この祭りが、みんなの“食卓の多様性”のシンボルになれたらうれしいです』と語る。

お祭りの特徴は、『チームごはん』というスタイル。参加者は「家族」「ご近所」「その日初めて会った人」グループに分かれ、地元野菜や伝統スパイス、世界の発酵食品など贅沢な食材バスケットを囲んでメニュー決めからスタート。登山好きのミーシャ・カトウさん(45)は『山の友人が持ってきたドイツのテンペと、地元の山菜で作った“異国きんぴら”は想像できなかった美味しさ!子どもたちも珍しがっておかわりしてました』と笑顔を見せる。

なかでも人気を集めていたのは、移民のソアラ・バシュールさんたちが考案した「思い出スープ」。出身地の伝統スープに、地元の湧水と旬野菜を合わせて作り、食べながら「自分の国で大切にしていた食の物語」を語るミニセッションも同時開催。小学3年生の吉岡あかねさん(8)は『初めて食べたけど、お友だちのおばあちゃんの味みたいで、不思議になつかしくなった。おうちでも作ろうと思います』と満足そうだった。

SNS上では、『知らない人同士で自然とおしゃべりできて、世界が縮まる』『同じ野菜の使い方が国によって全然違うのが面白い』『普段は苦手な豆や香草も、みんなで作ると食べられる』といった感想が数多く寄せられた。地元の料理研究家、有綱伯太さんも『グローバルな食文化が地域の温かさと交わることで、新しい伝統が生まれる。それが“チームごはん”の本当のごちそうなんです』と語る。八ヶ岳産の野菜と世界の知恵が詰まった未来の食卓――来年はどんな味と人が集まるのか、今から楽しみにする声が絶えない。

コメント

  1. 子どもたちと一緒にこういうお祭りに参加してみたいです!普段は偏食気味な息子も、みんなで楽しくごはんを作ったら食べてくれそう。色々な国の味を身近に感じられるのは素敵ですね。

  2. 70代ですが、若い人や外国の方と食卓を囲む日がくるなんて、昔は想像もしませんでした。世代も国も超えて料理を作る姿、とてもあたたかくて良いですね。食と人の力は偉大です。

  3. めっちゃ面白そう!地方のイベントって敷居が高そうだったけど、知らない人とも自然に打ち解けられる雰囲気がいいなぁ。大学のサークルでもこういうのやってみたいです。

  4. ふだん顔は知っててもあまり話さないご近所さんと、同じ鍋を囲んで笑えるなんて最高ですね。八ヶ岳の野菜も食べてみたいし、来年は私も参加したいなあ。

  5. 若い頃にはなかった発酵とプラントベースの華やかな料理、時代は変わりましたね。でもみんなで作って囲む食卓の温かさは、いつの時代も変わらなくてほっこりします。主催者さんにも感謝です!